インテルのケイタ photo/Getty Images

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これまで話題に上がる機会はそれほど多くなかったが、インテルが1人のアタッカーの重要性に気付き始めたようだ。12月29日のエンポリ戦で終盤に決勝点を記録したFWケイタ・バルデ・ディアオのことだ。

ケイタは今夏モナコからレンタルでインテルに加入した選手だが、ここまではポジションを確保しきれていなかった。途中出場も多く、ウイングの位置ではイヴァン・ペリシッチ、マッテオ・ポリターノらの方が序列は上と見られていたのだ。しかし、ケイタには得点力がある。

ケイタはここまで4得点3アシストを記録しており、伊『Calciomercato』のデータでは192分に1点のペースでネットを揺らしている。ポリターノはプレイタイムが1700分を超えているものの、2得点で得点率は880分に1点だ。ペリシッチも3得点に留まっており、575分に1点のペースだ。

こうした活躍もあり、インテルはケイタを完全移籍で獲得する案を検討しているという。そのためにはモナコに3400万ユーロを支払う必要があるものの、ペリシッチが退団する可能性を考えるとケイタは留めておきたい。23歳という年齢も非常に魅力的だ。

同メディアはインテルがDFジョアン・カンセロの二の舞を避けようとしていると伝えているが、カンセロは昨季バレンシアからインテルにレンタルで加わっていた選手だ。インテル側には買い取る考えもあったが、金銭面の問題から見送った。そのカンセロは今ユヴェントスでセリエA屈指の攻撃的サイドバックと評価されており、インテルにとっては非常に痛い展開となってしまった。サポーターもケイタこそは残してほしいと考えていることだろう。