掲載された全面広告

写真拡大

発生50年を迎えた「3億円事件」ならぬ、年の瀬の「2億円事件」が注目されている。

ラーメンチェーンの幸楽苑ホールディングス(HD、福島県郡山市)が2018年12月31日朝刊に出した全面広告が話題だ。デカデカと「2億円事件。」と掲げられたこの面には、「日本の正月を変える事件になってほしい」という、同社社長による意気込みが書かれている。

ツイッター「最高やな」「素敵過ぎて泣けてきた」

手元の朝日新聞朝刊(東京版)を見ると、31日15時から1月1日いっぱい、フードコートの一部店舗などをのぞく「全店」を休業させるという内容。そこには、11月に就任したばかりの新井田昇社長の思いがつづられている。

「いつからでしょうか。お正月にいろいろなお店が営業するようになったのは。私たち幸楽苑も、いつしか年中無休のらーめんチェーン店を売りにしていました」

こんな書き出しから始まる文章で、新井田氏は、企業にとって売り上げや株価は大切ながら、新社長としての初仕事は「働く人の気持ち」を守ることだったと明かす。1月1日の売り上げは「およそ2億円」にのぼるが、「働き方改革を、お正月にも」との思いから、創業64年で初めて休業を決めたそうだ。

幸楽苑HDの公式サイトでは、「2億円事件」とともに、「今夜はおそば屋さんで年越しそばを食べてください」と題した広告も掲載。いずれもインパクトのあるデザインになっている。

ツイッターでは、

「幸楽苑の2億円事件最高やな」
「2億円事件が素敵過ぎて泣けてきた」
「幸楽苑15時から休みに入るらしいし逆に行きたくなってきたな?」
「普段なかなかお目にかかることもないトップが現場を意識した舵取り。売上2億失っても、2億以上に得ることが多いってことかな」

といった声が出ている。なおJ-CASTニュースが29日に「元日・2日は『従業員の「元気」充電のため休みます』 スーパーの取り組み、応援の声も」で伝えているように、この年末年始には、スーパーマーケットなどで、元日の営業を休む動きが相次いでいる。