寒さが厳しくなる季節を迎え、体の“冷え”に悩む堅実女子も多いのではないでしょうか。冷えは、肩こりや腰痛、むくみ、便秘などの不調だけではなく、睡眠にも影響を与えます。最近しっかり眠れていますか?

冷えは万病のもと……って言いますよね。

養命酒製造株式会社は「女性の『冷え』と『睡眠』」について全国の20〜59歳の女性1,000名を対象に調査を実施。女性の7割は、冷え性の自覚がある“冷え性さん”だということがわかりました。

自分は冷え性だと感じますか?

女性の7割は冷え症の自覚アリ!

【自分は冷え症だと感じる】に、「あてはまる」と回答した人は69.2%となり、女性の7割は冷え症の自覚がある“冷え症さん”であることが判明。
年代別に見ると、「あてはまる」の割合は20代(76.0%)が最も高く、若年層が冷え症に悩む実態が明らかになりました。

続いて、【自分は不眠症だと感じる】にあてはまるか聞いたところ、「あてはまる」は25.9%となりました。

自分は不眠症だと感じますか?

冷えと不眠に悩んでいる人は少なくないようです。

冷え症の自覚別に見ると、「あてはまる」の割合は、冷え症の自覚がある人は28.9%と、冷え症の自覚がない人(19.2%)と比べて9.7ポイント高くなりました。体が冷えていると、寝つきが悪くなるなど睡眠障害が生じやすいといわれます。冷えと不眠の両方を感じている人は少なくないようです。

日々の睡眠の不足が積み重なることを“睡眠負債”と呼びます。【最近、睡眠負債がたまっていると感じる】にあてはまるか聞いたところ、「あてはまる」は47.7%と、女性の約半数が、睡眠不足の蓄積を自覚していることがわかりました。

女性の約半数が、睡眠不足の蓄積を自覚。

こちらも冷え症の自覚別に見ると、「あてはまる」の割合は、冷え症の自覚がある人は52.5%と、冷え症の自覚がない人(37.0%)と比べると15.5ポイント高くなりました。冷えを感じていると、満足のいく睡眠をとりにくく、睡眠不足が借金のようにたまる状態に陥りやすいよう。冷えは睡眠の敵と言えそうです。

冷え症さんの約6割が「疲れやすい」と悩んでいる!?

冷え性さんのほうが悩みや不調が多い!?

全回答者(1,000名)に、日頃感じている悩みや不調を聞いたところ、最も多かったのは「疲れやすい」(52.4%)でした。次いで、「よく肩がこる」(51.0%)、「疲れがとれない」(44.9%)、「だるさを感じる」(37.4%)「長時間寝ても寝た気がしない」(29.1%)といった回答が続きました。疲れやすさや肩こりは、多くの女性が抱える悩みのようです。

この結果を冷え症の自覚別に見ると、「疲れやすい」(自覚あり58.4%、自覚なし39.0%)や「だるさを感じる」(自覚あり43.4%、自覚なし24.0%)では、冷え症の自覚がある人のほうが約20ポイント高くなりました。

20代冷え症さんの8割強が「寝る前に●●●」が習慣に?

最近お疲れ気味の人は、寝る前のスマホをちょっと控えてみませんか?

続いて、冷えや不眠につながる生活習慣や、それらの予防につながる生活習慣などを提示し、普段の生活のなかで行なっていることを選んでもらいました。

その結果、最も多かった生活習慣は「寝る前にスマホをいじる」(60.8%)! 冷え症の自覚別に見ると、「寝る前にスマホをいじる」(自覚あり65.9%、自覚なし49.4%)では、冷え症の自覚がある人のほうが16.5ポイント高くなりました。自律神経の乱れは冷えの原因の一つといわれていますが、自律神経を乱すとされる“寝る前のスマホ”の習慣は、冷え症を自覚している人に多く見られることがわかりました。

今や、私たちの生活に欠かせない存在となりつつあるスマートフォン。ついつい眠る直前まで情報を求めてしまっている堅実女子も、少なくないと思います。それだけが原因ではないかもしれませんが、冷えや不眠を感じている人は、スマホとの距離感を見直してみましょう。

年代別に見ると、冷え症の自覚がある20代では「寝る前にスマホをいじる」(81.6%)のほか、「お風呂はシャワーだけで済ませる」(44.2%)が他の年代と比べて高くなりました。

ポカポカとした身体でぐっすり眠れば翌日の体調は良好!と、理解はしていても、なかなか生活習慣の改善は難しいもの。夜遅くの食事は控える、寝る前にスマホは見ない、身体を温める飲食をする、湯船につかる……このくらいのことなら、今日からでも始められるのではないでしょうか。
新しい年に向けて温活をスタートさせ、元気な身体を手に入れましょう!

【参考】※ 養命酒製造株式会社
【調査概要】
調査タイトル:女性の「冷え」と「睡眠」に関する調査2018
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の20歳〜59歳の女性
調査期間:2018年11月10日〜11月12日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社