20代のクリぼっちが増加 若者の「クリスマス離れ」を調査

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 「LINEリサーチ」が2018年の「クリスマスの過ごし方」に関する調査を実施。その結果が発表された。

◆約半分が「いつも通り自宅で過ごす」

 10歳以上の男女を対象に今年のクリスマス期間(24日〜25日)の予定を調査したところ、「いつも通り自宅で過ごす」が51%、「仕事やアルバイト」が19%でクリスマスもいつもと変わらず過ごすという人が約7割を占める結果になったという。

 今回の調査によれば「2016年に実施した、20代独身男女への『クリスマスの過ごし方』に関する調査と同様の内容で聴取したところ、男女ともに仕事や一人で過ごす『クリぼっち』が最多という結果に。2016年と比べ男性では+6pt、女性では+4pt」とのこと。

 これまで、クリマスを一人で過ごすというのはネガティブなイメージがあったが、最近では割と“普通のこと”になりつつあるようだ。

 実際に、「例年クリぼっち」だという人はこう話す。

「クリスマス1人=寂しいのイメージかもしれませんが、そう思ったことはまったくないですね〜。あくまで普通の日と変わらず、コンビニで飯買って家で食いながらテレビ観てますよ」(26歳男性・出版業界)

「数年前までは友達と一緒に女子会をやってたけど、『クリスマスに女子だけでも寂しくないもん!』みたいな内輪ノリがしんどくてやめました(笑)。実際はみんなそれほど何も感じてないけど、世間の風潮に乗るって意味で寂しい寂しい言ってる部分はありますよね」(24歳女性・広告業界)

◆仕事が忙しくクリスマスどころじゃない

 また同調査では、「『ホームパーティをする』が25%、『イルミネーションやツリーを見に行く』が8%、『飲みに行く/ファミレスに行く』が6%で、約4割はアクティブにクリスマスを楽しむ層も一定数みられた」とも報告しているが、年代別では「『いつも通り自宅で過ごす』という50代は、30代に比べて+12pt高く、逆に『ホームパーティをする』では50代は30代に比べて-14pt下がる結果」といった内容もある。子供がいれば変わるだろうが、基本的にはライフステージが上がるにつれ、クリスマスの過ごし方にも変化がみられ、イベントごとに疎くなるのが自然だろう。

 また、『仕事やアルバイト』がクリスマス期間の予定で3位になっており、外でご飯食べたり、買い物をしたりできるのは、常に誰かが働いているおかげという当たり前の現実も浮きぼりになっている。特に祝日でもないクリスマスならなおさらのようだ。

 5年間交際中の彼女がいるという30歳の男性は、ここ2、3年のクリスマスは仕事に忙殺されているそう。

「20代の頃は高級ホテルに泊まったりサプライズをやったりと、クリスマスを大事にしてましたけど、最近は仕事しかしてないですね〜。この時期は特に忙しいので。あとデートをするとしても、どこ行っても混んでるし疲れちゃいます。だからたとえ仕事がなくても、1人で家でまったりすることになると思いますよ。彼女も『一緒に過ごそう』とか言ってくることもないし。この年になるともう、イベント感がなくなってきましたね」

 恋人がいても一緒に過ごすとは限らないようだ。

 とはいえ、あまりこういう季節のイベントごとを無視して、街の雰囲気を素直に味わえないのもいかがなものだろう。それはそれで逆にめちゃめちゃ意識してしまっているようで嫌というか……。いつものマックの代わりにケンタッキーをテイクアウトしたりして、嗜む程度にクリスマスを過ごすのも悪くなさそうだ。〈文・伊藤綾〉

【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国 10歳以上の男女
実施時期:2018年11月22日〜30日
有効回収数:422,402サンプル
性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※グラフ・数表は小数点第1位を四捨五入し整数表記