高橋大輔【写真:Getty Images】

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全日本選手権男子SP、現役復帰した32歳にスタンディングオベーション

 フィギュアスケートの全日本選手権(大阪・東和薬品ラクタブドーム)は22日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季現役復帰したバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(関大KFSC)は復帰後自己ベストとなる88.52点。102.06点の宇野昌磨(トヨタ自動車)に次ぎ、2位発進となった。

 高橋が大歓声に包まれ、5年ぶりに全日本の舞台に帰ってきた。22番滑走で登場した32歳。息を吐いて滑り出すと、冒頭の3回転アクセルを決めた。3回転フリップ―3回転トウループ、3回転ルッツも着氷。かつてと変わらない美しいステップ、スピンで会場を惹き込んで演じ切ると、会場からスタンディングオベーションが沸き起こり、高橋も感激の表情を浮かべた。

 得点は88.52点。この時点で暫定2位となったが、以降も得点を超える選手はおらず、宇野との1、2位発進となった。

 バンクーバー五輪銅メダリストの全日本選手権挑戦は大会前から海外メディアの注目も集めていたが、帰ってきた大舞台で堂々たる演技を見せた。(THE ANSWER編集部)