山で見つかった男性遺体、イノシシに襲われたか(画像は『蘋果日報 2018年12月20日付「竹縣山區驚見斷頭男屍 疑遭山豬啃食「只剩白骨」」』のスクリーンショット)

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台湾・新竹県にある尖石山で18日、頭部と胴体が離れた男性の遺体が発見された。胴体の右側は動物に食べられた跡があり、白骨化していたという。『自由時報』『蘋果日報』などが報じた。

警察の調べによれば、発見されたのは近くの村に住む羅さん(75歳)。狩りに訪れた男性が異臭に気付き、遺体を発見した。男性は慌てて下山し通報。現場に警察官らを案内しようとしたが驚きのあまり場所を間違えてしまい、その日は見つけられなかったそうだ。翌日に再び付近を捜索し、ようやく発見したという。

羅さんは一人暮らしで、普段は山で畑仕事をし生計を立てていた。羅さんの息子の話では、先月27日に帰った時には異常はなかったが、今月4日に帰ると行方が分からなくなっており、警察に捜索願を出していたそうだ。遺体が見つかったのは、羅さんの畑の近くにある小屋のそばだった。

地元住民によれば、最近は付近でイノシシが頻繁に出没しているそうで、遺体周辺にもイノシシが掘った穴が数多く見られた。羅さんはイノシシに襲われたのではないかと話している。

警察は現場が羅さんの畑の近くであることや、羅さんの携帯電話や貴重品がそのまま現場に残されていたことなどから他殺の可能性は低いとみているが、遺体は頭部と胴体が離れており、胴体右側は動物に食べられ白骨化していたほか、胴体左側も損傷が激しく、死因についてはまだ分かっていないという。警察は遺体を司法解剖し、死因の特定を急いでいる。

画像は『蘋果日報 2018年12月20日付「竹縣山區驚見斷頭男屍 疑遭山豬啃食「只剩白骨」」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)