米カリフォルニア州でのイベントで披露されたアイフォーンの最新機種(2018年9月12日撮影、資料写真)。(c)NOAH BERGER / AFP

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【AFP=時事】米テクノロジー大手アップル(Apple)と米半導体大手クアルコム(Qualcomm)の特許紛争をめぐり、独ミュンヘン(Munich)の裁判所は20日、クアルコム側に有利な判決を下した。これにより、ドイツでアップル製スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売が禁止される可能性がある。

 クアルコムは10日、別の特許をめぐり中国で起こした裁判でもアイフォーン旧機種の販売差し止め命令を勝ち取っており、アップルに対する裁判で今月に入って2回目の大きな勝利となった。

 ミュンヘン地方裁判所は声明で、この判決により「ドイツ市場における当該完成品の提供・展示は、販売を含め実質的に違法となる。判決の効力は、アイフォーン各機種のうち7 Plus、7、8、8 Plus、Xに及ぶ」と言明した。

 同裁判所は、アップルによる上訴が可能であることを踏まえ、クアルコムが6億6840万ユーロ(約851億円)の保証金を納めた場合にのみ、対象機種の販売差し止めが即時発効すると説明。高額の保証金については、上級審で判決が覆った場合にアップルの損失を補償できる額だとした。

 米カリフォルニア州を拠点とする両社は、特許権と特許権使用料をめぐり長年にわたって世界各地の裁判所や行政機関で争いを続けている。

【翻訳編集】AFPBB News