ニンテンドースイッチ、米で870万台販売「現世代ハードとして最速」記録樹立

ニンテンドー・オブ・アメリカが、2017年3月から2018年11月のニンテンドースイッチの販売台数が870万台に達したことを発表しました。これは米国におけるセールスがライバルメーカーの現世代コンソール型ゲーム機に比べて非常によく売れたということです。

ニンテンドー・オブ・アメリカはWiiがWii Uに切り替わる直前の2011年と、現在のニンテンドースイッチの売上を比較し2018年が当時以来最高のセールスを記録したと指摘します。そして今月発売した「Super Smash Bros. Ultimate(大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)」は米国での発売から11日間で300万本が売れ、シリーズ最速の初動売り上げを記録していると自慢しました。この傾向は欧州でも同様とのこと。

これはSuper Smash Bros. Ultimateがこれまでのニンテンドースイッチソフトのなかで最高の販売数に達するかもしれないことを意味します。ニンテンドー・オブ・アメリカは米国でのスイッチ用人気ソフトとして「マリオカート8」が500万本、「スーパーマリオ・オデッセイ」が470万本、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が400万本を売り上げたとしています。

発表の内容としては記事冒頭で紹介した、かなり盛られた話題に若干不安にさせられたものの、少なくともこの年末におけるニンテンドースイッチが、プレイステーション4やXbox Oneなど、そろそろ製品としての終盤に来ているライバルに比べて好調だということはよく伝わりました。

ただ、任天堂はこうした好調さがほんの少しの間に大きく変わる場合もあることを知っているはずです。たとえばWiiのときは、好調に売れていたWiiからさらなる販売増を目指したWii Uを投入した直後に大きく失速したことを覚えているゲームファンは多いことでしょう。幸いにも、まだニンテンドースイッチは製品ライフサイクルの序盤をひた走っているため、失速する可能性はまだ低そうです。

家にニンテンドースイッチがなく、まだ子どもたちへのクリスマスプレゼントが決まっていないのなら、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」とのセットが今年いちばん喜ばれるおすすめ商品かもしれません。