17日放送、日本テレビ「news zero」に、サッカー元日本代表の稲本潤一が出演。クラブ・ワールドカップ(W杯)準決勝で王者レアル・マドリーと対戦する鹿島アントラーズのキーマンを挙げた。

今季のレアルはエースだったクリスティアーノ・ロナウドが退団。スペインリーグでは首位バルセロナの46得点に対して24得点と攻撃力にもかげりが見える。シーズン途中に監督も交代した。

だが、稲本は「タイトルが懸かった大会でレアル・マドリーが調子を落とすなんて考えられない。チャンピオンズリーグも3連覇しているチームなので、それは考慮すべきものではない」とコメント。集中力を高めてくるはずの王者は「とてつもなく強い」と警鐘を鳴らす。

では、鹿島が勝つためのポイントはどこにあるのだろうか。「我慢の時間が長くなる」という稲本は、「最低でも1失点で抑えられれば鹿島にもチャンスがある」とコメント。「それよりも先制点を獲れれば、さらに勝てるチャンスが出てくる」と予想した。

そこでキーマンに挙がるのが、昌子源とチョン・スンヒョンの両センターバックだ。稲本は「前回の試合ですごく良いパフォーマンスを出していたので、それを世界最高のチームとやってどれだけ自分のパフォーマンスを出せるかだと思います」と述べた。

レアル相手だけに「守備の機会が増えてくる」としながらも、稲本は「少ないチャンスをものにするという決定力は前回の試合でもあったので、それも期待できる」と、鹿島に期待を寄せた。