画像提供:マイナビニュース

写真拡大

iPhoneの背面、カメラレンズ近くには小型のLED(Light Emitting Diode)が配置されています。その位置から推測できるように、カメラアプリのシャッターと連動して光ることにより、写真撮影におけるストロボと同じ効果をもたらします。ストロボほどの光量は得られないものの、iPhone 5s以降の「True Tone」対応機であれば、フラッシュを焚いても肉眼で見たときと近い色合いで撮影できます。

このLEDは、写真撮影のとき以外にも役立ちます。「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」画面にある「LEDフラッシュ通知」は、オンにしておくと通知の到着を光で知らせることができます。眩しさの調整はできませんが、iPhoneをうつ伏せに(ディスプレイを下に向けて)置いておけば、離れた位置からでも電話や通知の到着に気付くことができます。

ご質問の「懐中電灯」も、このLEDを活用しています。せいぜい数百ルクスという明るさではあるものの、手もと/足もとを照らすにはじゅうぶんです。LEDの消費電力はわずかですから、5分、10分程度であれば、バッテリー残量に神経質になる必要もありません。ロック画面の左端を長押しするだけで利用できるので、まさにいざというとき使える懐中電灯ですね。

ただ、iPhoneならではの役立てかたはどうなのかと訊かれると……ご自由にどうぞというところですが、強いて挙げるとすれば、郵便受けの中を確認するときでしょうか。iPhoneの薄さなら差し込んで中を照らすことなど余裕です。個人的なお勧めは、照明器具代わりに使うこと。LEDのあたりに飲みものが入ったペットボトルを置くだけでOK、刺すような光が拡散してイイ感じに。特に濁った緑茶は雰囲気バッチリ、キャンプのときなどに大活躍するかもしれませんよ!