熱々グラタンがたまらない!大切な人と行きたい恵比寿の老舗イタリアン
長年、数々の著名人を虜にしてきた恵比寿の老舗イタリアン『コルシカ』。
寒〜いこの時期にここを訪れたならば、熱々の「グラタン」を オーダーしたい!
その美味しさに誰もが虜になる「グラタン」の美味しさとともに、老舗の名店の魅力をお伝えしよう。
店内からこぼれる温もりあふれる灯りが道行く人の心も癒す
長年愛され続ける恵比寿きっての老舗イタリアン
JR恵比寿駅西口から駒沢通りを歩いて10分ほどのところにある老舗イタリアンレストラン『コルシカ』。
実際、長年『コルシカ』に通う著名人や、数十年以上通い続けているという常連も多く、彼らは自分だけの特別な場所としてこの店を愛し続けているのだ。
「生ハムとメロン」(1,500円)
豊富に揃う料理の数々に迷う事必至!
席につきメニューに目を通すと、前菜、スープ、サラダにスパゲッティ、ピッザなどなど本当に多くの料理が揃い目移りしてしまう。
今では当たり前の料理だが、昔からレシピを変えずにを手間暇をかけて作られているのが素晴らしいのだ。
「初めて来店した人の中には、まるで本を読んでいるようにじっと悩んでいる方もいますよ」とシェフは笑う。それほど食べてみたいと思わせる料理が豊富なのである。
悩んだ末に今回前菜に選んだのは創業当時から続くクラシカルなメニューのひとつ「生ハムとメロン」。瑞々しくしっとりとした食感の生ハムは、メロンの甘みを引き立ててくれる。
「オニオングラタンスープ」(1,000円)※冬期限定
ホッとする味わいに身も心も温まる
続いてはスープから「オニオングラタンスープ」をオーダー。こちらもファンの多い名物のひとつである。
昔ながらのビジュアルで登場した一皿は、客席をホッと温かな空気で満たしてくれる。
1時間以上かけてじっくりと炒めた玉ねぎと、3日間かけて作り上げるコンソメを合わせたスープはコク深く、じんわりとカラダを温めてくれる。
パルメザンチーズをたっぷりかけて味わうのもおすすめだ
手間暇かけて作られたスープがしみ込んだバゲットとチーズを口に運ぶ瞬間がこの料理の最大の楽しみ。
お好みでパルメザンチーズをかけると、さらにチーズの濃厚さが増し、これまた絶品。
スープは他にも「卵とトマトのスープ」(800円)や、冬期限定の「森のきのこのスープ」(1,000円)など常時6種が用意されている。
熱々のグラタンがたまらない!
「グラタン エビ」(1,200円)
濃厚なのに軽やかな味わいのソースが絶品!
この時期にぜひオーダーして欲しい名物が「グラタン」。熱々を頬張ると、クリーミーで濃厚な味わいのベシャメルソースが、なんとも軽やかな口当たりである事に驚かされる。
この絶品ベシャメルソースの最大のポイントは、ルーを作る工程にある。
まず小麦粉をかき混ぜながら3時間かけてオーブンで焼き、粉の美味しさを引き出してルーを作り上げる。その後で牛乳を加え、また2時間半以上煮込んでいくのだ。
お焦げをまとったチーズとソースの中には、ロングマカロニ、海老、マッシュルームなどの具材が潜む
そのベースに、生クリームなどで味付けをして完成するベシャメルソースが、この絶品グラタンの命となっているのである。
食べ進めても全く重たいと感じることはなく、完食はあっという間。
プリプリの海老や、ロングパスタといった具材の食感も楽しく一度食べたら絶対にまた食べたいと思わせる一品だ。
「コルシカ風ビーフステーキ」(3,500円)
肉の味わいを引き立てるソースに技あり
メインには、肉料理から「コルシカ風ビーフステーキ」をセレクト。
程よい厚みにカットされた厳選された上質な和牛と、ブイヨンと炒めた玉ねぎ、醤油、ニンニクで作られるソースが絶妙にマッチし、最高の味わいに仕上げられた一皿だ。
また付け合わせに添えられた、玉ねぎを入れて甘みをプラスしたマッシュポテトや、ニンジンのグラッセ、スナックエンドウなどもぬかりなく旨いのだ。
ウッドテーブルやギンガムチェックのテーブルクロスなど老舗店ならではの雰囲気
大切な人と訪れたいと思わせる昔ながらの味わい
1970年7月に開業した『コルシカ』。開業当時は、まだピザも知られていなく、パスタもアルデンテで提供すれば「カタイ!」と怒られてしまうような時代だった。
そんな時代の日本人にも馴染みやすいよう、イタリアンの基本は守りながらも、ソースの隠し味に醤油を使用したり、手間暇かけた仕込みを長年続けてきたりと、時代にあった美味しいものを提供する努力を惜しまなかったからこそ、ここまでの名店となったのである。
大切な人と、じっくりと語り会いたい日には『コルシカ』を訪れてみてはいかがだろう。