プロ野球人生の目標に『最多勝』を挙げたドラフト2位の渡邉勇太朗(西武)

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◆ 大谷のモノマネで喝采

 西武は13日(木)、所沢市内で新入団選手の発表会を開催。育成を含めた新入団の10選手が参加し、多くのファンや親族の前で背番号の入った真新しいユニフォームを初披露した。

 今夏の甲子園で浦和学院をベスト8に導いたドラフト2位・右腕の渡邉勇太朗投手は「12」番を背負うことになり、「こんな若い番号をもらえるとは思っていなかった」と球団からの期待を喜びつつ、「今は嬉しいけれど、頑張らないと」と表情を引き締めた。

 また、唯一の“地元”埼玉の出身者である渡邉は「生まれ育った埼玉の地で野球ができることに感謝し、所沢から埼玉県を盛り上げられるように頑張っていきたい」と郷土愛溢れるコメントを残し、会場に詰めかけた多くのライオンズファンから喝采を浴びていた。

 さらに野球以外の特技を尋ねられると、エンゼルスで活躍している「大谷選手のモノマネ」を挙げ、自ら「やっていいですか?」と壇上の前に出ていき、「レフトに流し打ちのホームランを打ったとき」の大谷を披露。会場のあちらこちらから「似てるー」との声が挙がるほどのクオリティの高さだった。すると、勢いに乗った渡邉は「僕も大谷翔平選手のように二刀流で頑張りたいと思います!」と二刀流宣言。会場を大いに沸かせると、すぐさま「嘘です(笑)」と続け、その“強心臓ぶり”で会場を盛り上げた。

 自身のセールスポイントについては「ピンチでも物怖じせず勝負強いピッチングができること」と語り、野球人生の目標は『最多勝』。これには西武の辻発彦監督も「ピンチにも動じず、力を発揮するというセールスポイントがいい」と、タフな精神力を歓迎した。自ら目標と語る大谷のように、スケールの大きな選手に成長できるのか、今後の成長に期待したい。