ハヤトは自分だけが全うできる役であってほしい。佐倉綾音の“シンカリオン愛”

今年1月の放送スタート直後から“明るいエヴァ”と評判になり、2019年の放送継続も決定したTVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』。「E5系はやぶさ」や「E6系こまち」など実在する新幹線が巨大ロボに変形して戦う、王道ロボットアニメだ。

「大人と子どもがともに未来を守る時代になった」(第2話より)というテーマは、子ども向けアニメの枠を超えて、幅広い世代に響く。

公式にJR各社の許諾を得て新幹線をモチーフにしているアニメは、『シンカリオン』が初めて。「鉄道は街だけでなく、人と人、時代と時代を繋いでいる」という愛のあるセリフをはじめ、丁寧な鉄道のディテール描写にリスペクトが感じられ、鉄道ファンの心も掴んでいる。ライブドアニュースでは、その本質に迫るべく『シンカリオン』特集をお届けする。

第1弾は、主人公・速杉ハヤト役の佐倉綾音にインタビュー。撮影では自分で“はやぶさカラー”の服をチョイスするほど、『シンカリオン』に愛着を持っている佐倉。これまで多くのヒロインを演じてきた彼女にとって、これだけロングスパンで少年役を担当するのは初めてのこと。その胸中は?

撮影/川野結李歌 取材・文/千葉玲子 制作/アンファン
ヘアメイク/松井祥子(addmix B.G)

「シンカリオン」特集一覧

声優の醍醐味。いつか少年役を演じてみたかった

佐倉さんがここまでメインの少年役にキャスティングされたのは初めてですね。
声優になる前から、いつか少年役を演じてみたいと思っていました。映像や舞台など役者にはさまざまなフィールドがありますが、女性が男の子を演じられることは、やっぱり声優の醍醐味ですよね。しかも、私自身もファンになれる、こんなに素敵な作品で座長を務めることができて本当に幸せです。

どの役も、誰かが演じればその役にはなるんですけど、このハヤトっていう男の子は、自分の声だけが全うできる役であってほしい。自分がハヤトを一番幸せにしてあげられたらいいなぁと思いながら演じています。
土曜朝のロボットアニメの主人公に決まったとき、プレッシャーは感じましたか?
最初は自分に務まるか不安でしたが、座長って、自分でなるものというより、周りの方々によって座長でいさせていただくものなのかなと感じています。

池添(隆博)監督や音響監督の三間(雅文)さんをはじめ多くのスタッフさん、共演者のみなさん、そして作品を届けてくださるTV局やメーカーの方。たくさんの方々が、「この作品に幸せになってもらいたい」と頑張っていらっしゃいます。その姿を間近で見て、改めて、豊かなものづくりに加わることができる喜びのほうが大きいですね。

『シンカリオン』は夢を叶えてくれる存在。同時に、私もこの作品の夢を叶えてあげたいって思える、とても愛情を感じる現場です。
周囲の反響はいかがですか?
ほかの現場で共演者の方から、「すごく面白いよね」、「俺も出たいんだけど、『シンカリオン』」と言っていただくんですよ。ベテランの方たちにも刺さっているみたいで。錚々たる方々がおっしゃるので、倍率の高い作品なのかもしれません(笑)。プライベートの友人や知り合いのスタッフさんからも、「観てるよ!」という声をたくさんいただきますね。

監督から「声にどことなくオタクっぽさがある」と言われた

11歳の主人公・速杉ハヤトは、「新幹線を好きな奴に悪い奴はいない」が信条の新幹線オタク。鉄道博物館の地下で秘密裏に活動する「新幹線超進化研究所」の大宮支部に所属する、「シンカリオン E5はやぶさ」の運転士だ。

父親から託された力で人類の脅威に立ち向かうという構図はこれまでのロボットアニメにも通じるが、ハヤトは父の仕事を理解して「お父さんの役に立ちたい」と自らの意志でシンカリオンに乗り、謎の「巨大怪物体」と戦う。
本作はオーディションだったそうですが、最初はハヤトにどんな印象を持ちましたか?
私がイメージしていたロボットアニメの主人公って、熱血で、前向きで、情熱だけで突っ走っていくようなキャラクターでした。でもオーディションのときに、スタッフさんから「ハヤトは熱血じゃない」と説明を受けて。

ハヤトは大宮育ちのシティボーイで、新幹線が大好き。外に遊びに行くことももちろんあるけど、どちらかというと家の中で電車の絵を描いたり、路線図や時刻表を見ているのが大好きなオタクの男の子です、と。

同時に、この年頃の子どもを持つ親御さんが、「こんな子に育ってほしい」という理想が詰め込まれたキャラクターだということも伺いました。
「俺は『時間と言ったことは守る男』だからね!」が口癖ですものね。
そうなんです。これは私の中のロボットアニメの主人公像を180度変えないと演じられないなと。でもオーディションの場ですぐには修正しきれなくて、ちょっと悔しい思いをしました。
実際の収録ではどう修正していったのでしょうか?
アフレコでほかのキャラと掛け合いをしていくうちに、ハヤトのポジションがわかりやすくなりましたね。大宮支部の運転士だけでも、クールで口数が少ないアキタ(声/沼倉愛美)と、熱血キャラで押し出しが強いツラヌキ(声/村川梨衣)がいる。そのバランスの中でハヤトは、ただ良い子っていうだけじゃなく、じつはすごく協調性があって、人の話を聞く力と、自分の言葉を伝える力がある子だとわかってきて。

でもそうなってくると、また自分の中で新たな壁に直面したんです。
新たな壁というのは?
人の話をちゃんと聞くことができて、自分からも上手に話せる子って、この年齢でどのくらいいるんだろう?と考えてしまって。考えて演じすぎて、「(ハヤトの)偏差値が上がってる」とディレクションをいただくことがありました。

相手の言葉をキャッチしてコミュニケーションを取ることって、人と関わる仕事をしていくうえでとても大切ですよね。私自身にとっても重要なテーマだったりするので、そこを意識しすぎると、ハヤトが24歳の私に近づいていってしまうところがあって。

自分の中から作りあげるものと捨てなければいけないもののバランスが難しくて、いつも頭をひねらせています。
キャスティングの理由をお聞きになりましたか?
池添監督が、「佐倉さんの声には、そこはかとないオタクっぽさがあって良かった」と(笑)。以前少しだけ演じた少年役を監督が覚えてくださっていて、オタクっぽさがあって、それでいて“闇”のほうにいかずに、ちゃんと“根明(ネアカ)”に聞こえる。そこはハヤトを選ぶうえで大事にしたかった、とおっしゃっていました。
たしかにハヤトは、「大人はわかってくれない」と屈折する思春期の手前というか、好きなものを100%好きでいられる純粋さが清々しいですよね。
そうなんですよ。ハヤトが新幹線について語るときのワクワク感を、まっすぐに声に乗せたいとはいつも思っています。でもじつは、好きなものに対する熱量って、私自身はちょっとどこかに置いてきてしまっていたので……そこは思い出すまでに時間がかかりました。街で小さな子どもを観察したり、近所の子と遊んだりしながら、どうにかこうにかワクワク感を取り戻していきました。
いちいち新幹線にたとえて説明するハヤトの様子って、この作品の名物というか、大事なひとコマですよね。
そうなんです。TVの前のお子さんは鋭いから、もしこちらが迷っていたり、無理やりテンションを上げて演じていたらすぐにバレると思うんです。そこがやりがいでもあり、怖いところでもありますね。

オンエアでは、大人と子ども両方の目線で観てしまう

佐倉さんは、2017年11月の「TVアニメ出発式」のときから、大人たちの葛藤も見どころだと発信されてきました。危険なシンカリオンに子どもを乗せることは、本来はあってはならないこと。じゃあどうしたら良いのか、作中で大人たちは考え続けます。
この作品の特徴として、大人が頑張っているから子どもも頑張って、子どもが頑張っているから大人も頑張る。お互いが信頼して支え合っているんです。そこが、今まであったようでなかったなぁって。私はそこがすごく好きですね。

ハヤトもお父さん(ホクト、声/杉田智和)の立場を思いやる子で。第1話で、いつも忙しいお父さんに、ようやく念願の「E5系はやぶさ」(東北新幹線)に乗せてもらう約束をしていたんですけど、いろいろあってお父さんは仕事に戻らなきゃいけなくなってしまう。

ハヤトは、本当はすっごく楽しみにしていた気持ちを我慢して、いいよ、また今度連れていってね、って……。そういうシーンって、親御さんの目から観るとけっこうグサっとくるものがあるみたいで。
身につまされますね。
そういう、大人の琴線にも触れるところがスゴいんですよね。フタバ(声/雨宮 天)も、シンカリオンには乗れないけれど一緒に戦っているし、守られるだけじゃなくて守るし、守るだけじゃなくて守られている。そういう大人と子どもの関係値が、ホントにいいですよね。

私自身は、今、ちょうど大人と子どもの狭間にいるような感覚なんです。数年前までは未成年で、守られることがうっとうしく感じたり、守られることにありがたさを感じたり。今は20代半ばになって、周りに子どもが生まれた人もいたりして、親になるってどんな気持ちだろう?と想像したり。

オンエアを観ているときは大人と子ども両方の目線で考えてしまうんですけど、どちらの立場でもたまらない作品だと思います。
第2話では、父親のホクトが「大人と子どもがともに未来を守る時代になった」と言うセリフがありました。そんなホクトが、第23話では、なんと運転士に。ハヤトとホクトが親子で「チェンジ! シンカリオン!」と叫ぶシーンは胸が熱くなりました。
▲第30話より、主人公の速杉ハヤト(右)と父親の速杉ホクト(左)。
お父さんもシンカリオンに乗るなんて、私はぜんぜん想像していなかったので衝撃的でした(笑)。お子さんと一緒に観ている世のパパからしたら、大変ですよね。子どもは期待しちゃうじゃないですか! もしかしたら、うちのパパも!?って(笑)。
(笑)。
キャストのあいだでもすごく話題になっていました。次の週の台本をもらった瞬間に、「ホクトさんがシンカリオンに乗るよ―――!」「え―――!?」って(笑)。で、「誰まで(シンカリオンに)乗ると思う?」みたいな話をしたりして。

それと、前後しますが第18話でセイリュウ(声/真堂 圭)がブラックシンカリオンに初めて乗ったときもすごく盛り上がりましたし、第38話でリュウジ(声/逢坂良太)が機体を「N700A のぞみ」から「ドクターイエロー」に乗り換えるっていうのもまた、その手があったか〜!って。
どのようにドクターイエローを作中に登場させるのか気になっていたのですが、なるほど!と。
そうなんですよ! 新幹線にくわしくない方でも、ドクターイエローが特殊な車両だということは、なんとなくご存知だと思うんです。そういう特別な新幹線がああいった物語の流れの中で登場すると、ワクワクします。

もちろん新幹線そのものの魅力もあるでしょうし、日本の技術の結晶である新幹線とロボットアニメが掛け合わされて、絶妙に辻褄(つじつま)が合っている感じが爽快というか。フィクションだけど、フィクションじゃない。そんな面白さがあります。

見返りが欲しいわけじゃない。ハヤトのコミュニケーション

かなり話数が進んで、人類と敵対する存在が「地底人」だとわかりました。しかしハヤトは、人類の敵を前に、撃破するのではなく“対話”や“共存”の道を模索します。そんなハヤトの成長・変化を佐倉さんはどう感じていますか?
『シンカリオン』というタイトルに込められたテーマが人類にも波及してくるとは、思っていませんでした。進化するのは、シンカリオンだけじゃなく、人や、相対する地底人にも課せられたテーマだったとは。本当に……よく考えられているなぁ……と思います。
シリーズ構成の下山(健人)さんとは何かお話されましたか?
スタッフトークショーで初めましてだったのですが、初対面のとき、ちょっと身構えてしまったんですよ(笑)。なんというか、「物事の本質を見抜く目」をしていらっしゃるように感じて。「この方と目が合ったらすべて見透かされてしまうのでは」と思うような、天才クリエイターさん独特の目をされていて。たまにそういう方にお会いするんですけど。

でもお話してみると、とても頭の回転が速く論理的で、お話していてとても楽しい方でした。電車や新幹線がお好きだと伺って、この方が関わるべくして関わっている作品なんだなと納得がいきましたね。
ビャッコ(声/細谷佳正)やゲンブ(声/マックスウェル・パワーズ)は残念ながら石化してしまいましたが、地底人とのシーンの収録はいかがでしたか?
一方的に言葉をぶつけるんじゃなく、それこそハヤトが得意な、相手の話をしっかり聞いたうえで自分の気持ちも伝えるという“対話”をすごく意識していました。地底人のほうは、最初は対話をする気がないので、そのチグハグさを大事にして。

ビャッコ役の細谷さんは、それでも僕はやっぱり対話をしたいんだけど、と相談していて、音響監督の三間さんは、いや、でもここはぶつけてほしいんだ、とか。三間さんのほうからも、「地底人のエゴで対話をする気がないんじゃなくて、仲間のためを思ってやむなく相手を切り捨てている、と考えたらどうだろう?」とか。ディスカッションも行われていましたね。
▲第40話より、シンカリオン E5はやぶさ(右)とビャッコ(左)。
ハヤトたちと地底人が歩み寄る過程を、丁寧に拾っていったんですね。
そうですね。ハヤトたちと地底人たちのあいだの、感情のグラデーションというか。自分たちが生き残るためだけじゃなく、共存する道を考えるようになっていく。じわじわ歩み寄る様子は重要だったと思います。
『シンカリオン』は、「新幹線がロボットに変形して戦う」という間口はとても広いですが、話数が進めば進むほど、「人はどう生きるべきか」という本質に迫っています。“人間を描く”ところにたどり着こうとしているわけですね。
どこまでいっちゃうんだろう、って思います。ハヤトが、やっぱり、ちょっと進化しすぎていて(笑)。最初のほうでもお話しましたが、この年でここまで「気づき」がある子は少ないですし、「無償の愛」みたいなものも半端じゃないんですよ。
人が生きていくうえで他者へのリスペクトが不可欠だということを、ハヤトが思い出させてくれますね。
そう、ハヤトは見返りが欲しくてやっているわけじゃなくて。もう……彼はどこかの境地にたどり着こうとしている感じがして……だからといって、最初にお話したとおりお芝居ではハヤトの「偏差値を上げちゃいけない」と言われているので。打算とか駆け引きをせずに、ひたすらまっすぐに他者とのコミュニケーションを考えている子なんですよね。
アフレコのお話をもう少し伺いたいのですが、ホクト役の杉田さんの姿は、佐倉さんの目にはどう映っていますか?
これは本当に私個人の視点になりますが、もしかすると、作中で一番難しいポジションにいらっしゃるのかなって。

私たちはみんな、昔は子どもだったので、性別は違えど、なんとなく感覚がわかるところがありますよね。でも杉田さんは、実生活の父親の感覚はご存知ない中で、小学生の子どもがいる父親を演じていらっしゃる。それって、『シンカリオン』においてはけっこう大変なことなんじゃないかと。

でも、そのあたりは三間さんが妥協せずに、杉田さんと対話を重ねて、「俺がお父さんだったら、こんなふうに思うんじゃないかな」って、三間さんのお父さん像を杉田さんに授けていらっしゃったりして。
そうなんですね。
だから私の中では、ホクトさんって、ちょっとだけ=三間さんなんです。そして、じつは、三間さんと私の父は、名前が同じ「雅文」なんです(笑)。漢字も同じ。

小さい頃に父とアニメを観ていたとき、クレジットを見て「この人、お父さんと同じ名前だね」って言っていた方と、今、一緒にお仕事させていただいているんです。三間さんと一緒にご飯を食べに行ったりするときも、感覚が“お父さん”なんですよ(笑)。
すごい偶然ですね!
杉田さん演じるホクトの、あの、ちょっと情けなくて朴訥としているけれど、じつは芯が一本通っていて頼りになる、ヒーローになるべきときはヒーローになれる。でも妻の(速杉)サクラ(声/清水理沙)にとっては今でも可愛い旦那さん。そういうところが素敵ですよね。

おもちゃに喜ぶ友人の子どもの姿が、ハヤトと重なった

佐倉さんは、『シンカリオン』をキッカケにどこかへ出かけたりしましたか? チキン弁当(ハヤトの好物である駅弁)を食べてみたりとか。
それが、ぜんぜん行けてないんですよ〜。新幹線に乗る機会がなかなかなくて。でも、緑川(光)さん(出水シンペイ役)ともお話していたんですが、この作品に関わってから、電車や新幹線に目がいくようになりました。
山手線や京浜東北線から、線路を走る新幹線が見えたりするんですよ。今朝もホームから「かがやき」を見てきました。「はやぶさ」と「こまち」が連結して走っている姿を見たこともあります。緑川さんは、鉄道博物館に行ったり、いろんな場所に足を運んでいらっしゃるそうです。
佐倉さんも小さい頃、電車がお好きだったとか。
そうなんです。『シンカリオン』のオーディションに受かったことを母に報告したとき、「そういえば綾音、電車が好きだったもんね」と言われて。「そうだったっけ?」って聞いたら、「家にたくさん本や図鑑があって、鉄道博物館にも連れていってほしいとせがまれたし、いろんな場所に行ったよ」って。そういえばそうだったかな?って、私はよく覚えてないんですけど(笑)。

緻密で、精巧で、こんなにもみんなの心を掴んで離さない。鉄道や新幹線の存在って本当にスゴいですよね。知れば知るほど突き詰めたくなる気持ちは、すごくわかります。
ハヤトの信条は「新幹線を好きな奴に悪い奴はいない」ですしね。
ファンレターも、鉄道関連のものが増えました。「あの場面のホームの音は、実際の○○駅の音ですよね」みたいに。聞く人が聞けばわかるんですね。音響面もすごく手が込んでいるので、スタッフさんの努力が届いていると思うと、うれしいですね。
『シンカリオン』を通じて、アニメをご覧になっているお子さんとのエピソードはございますか?
仲良くしているご夫婦のお子さんが年長さんなのですが、ちょうど幼稚園で『シンカリオン』が流行っていると。でも、仲良しだからこそ「自分が出演しているから観て」とは言いづらかったんです。でも、生まれたときから見守っている男の子なので、『シンカリオン』を好きになってくれたら素敵だなぁと思いつつ。

そうしたら、ちょうど半年前くらいに、「言いづらかったんだけど、じつは息子が『シンカリオン』にハマっていて」って、カラオケで『進化理論』(オープニングテーマ)を歌っている写真が送られてきたんです!
それは嬉しいですね!
とうとう私は、タカラトミーさんの「E5はやぶさ」と「E6こまち」をお土産に、その男の子を訪ねたんです。そうしたら、すごく喜んでくれて。欲しかったシンカリオンが手に入ったときの、その子の「うわぁ〜」っていう目の輝きを見たとき、「ああ、これが、ハヤトが新幹線を見ているときの目かぁ」と思いましたね。

一緒にシンカリオンを組み立てながら、その子が『シンカリオン』についていろいろ説明してくれるんですよ。「はやぶさとこまちがリンク合体してね〜」って。それを「うんうん、そうだよね」と聞いているんですが、私がハヤトの声優だということを、その子は知らない(笑)。

だからきっと、ただの「『シンカリオン』オタクのお姉ちゃんが来た」と思ったはずなんです。でも先日ついに、バラエティ番組にゲスト出演させていただいたときに、ハヤトのセリフを披露したオンエアをその子が目撃したようなので、察したかもしれません。次にその子に会うのが楽しみです(笑)。こうして身近に『シンカリオン』を楽しんでくれるお子さんがいるって……本当に声優冥利に尽きますね。
※逢坂良太さんの「逢」は、二点しんにょうが正式表記
佐倉綾音(さくら・あやね)
1月29日生まれ。東京都出身。B型。主な出演作に、『夢喰いメリー』(メリー・ナイトメア)、『PSYCHO-PASS サイコパス』(霜月美佳)、『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』(大瑠璃あやみ)、『プリティーリズム・レインボーライブ』(りんね)、『ご注文はうさぎですか?』(ココア)、『僕のヒーローアカデミア』(麗日お茶子)、『ボールルームへようこそ』(花岡 雫)、『宝石の国』(ボルツ)、『東京喰種トーキョーグール:re』(米林才子)など。

    「シンカリオン」特集一覧

    出演作品

    TVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』
    TBS系全国28局ネットにて、毎週土曜あさ7時より放送中
    http://www.shinkalion.com/

    ©プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・TBS

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    今回インタビューをさせていただいた、佐倉綾音さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

    応募方法
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    2018年12月13日(木)18:00〜12月19日(水)18:00
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