世界中で愛される名曲『ボヘミアン・ラプソディ』(画像は『Queen Official 2008年8月1日公開 YouTube「Queen - Bohemian Rhapsody(Official Video)」』のサムネイル)

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伝説の英ロックバンド「クイーン」の名曲『ボヘミアン・ラプソディ』。現在、故フレディ・マーキュリーを描いた同名の映画が日本でも大ヒットを記録している。映画の勢いに追い風を与えられたかのように現地時間11日、『ボヘミアン・ラプソディ』が新たな記録を打ち出したことが分かった。

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フレディ・マーキュリーの歌唱力と独特な曲調で世界中のファンを虜にした「クイーン」は、フレディ亡き後も数々の名曲たちが世界中で愛されている。1975年にリリースされた『ボヘミアン・ラプソディ』は「クイーン」の代表曲として知られ、現在公開中の映画『ボヘミアン・ラプソディ』のタイトルになっている。フレディの生き写しと言わんばかりの演技を見せたラミ・マレックは現地時間6日に発表された第76回ゴールデングローブ賞のドラマ部門の主演男優賞に、映画自体もドラマ部門の作品賞にノミネートされた。

そんな同映画が注目されるなか、「ユニバーサル・ミュージック・グループ」が現地時間11日に『ボヘミアン・ラプソディ』が20世紀にリリースされた曲で最もストリーミングされた曲になったことを発表した。同曲はストリーミングサイト「Spotify」、「Apple Music」、さらにYouTubeで合計16億回も再生されたという。今回の記録にはもちろん映画のヒットも影響しており、ロックバンド「ニルヴァーナ」の『Smells Like Teen Spirit』(1991年)や「ガンズ・アンド・ローゼズ」の『Sweet Child O’Mine』(1987年)などの名曲を追い越す形となった。

「クイーン」のギタリストのブライアン・メイは「僕たちの音楽が今も沢山の人に愛されてとても嬉しいよ!」とコメントし、「ユニバーサル・ミュージック・グループ」の会長兼CEOのルシアン・グレンジ氏(Lucian Grainge)は「『ボヘミアン・ラプソディ』は偉大なバンドによって作られた史上最も素晴らしい楽曲のひとつです。我々はクイーンをこの世に送り出すことができて誇りに思っていますし、リリースから40年以上が経った今も世界中の新しいファンを魅了し続けていることに興奮しています。この素晴らしい功績を得たクイーンと(マネージャーの)ジム・ビーチを祝福したいと思います。これはクイーンが永久的に輝くという確たる証なのです」と表明している。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』は世界中で約6億ドル(約680億円)を稼ぎ出し、音楽伝記映画で最も興行収入を叩き出した映画となった。それと同時に「クイーン」の数々の楽曲が注目を浴びたことで、世界中に再び「クイーン」ブームを巻き起こすことになったのは言うまでもない。

画像は『Queen Official 2008年8月1日公開 YouTube「Queen - Bohemian Rhapsody(Official Video)」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)