2019年4月に公開決定
 - (C)2019映画「愛がなんだ」製作委員会

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 直木賞作家・角田光代の同名小説を映画化する『愛がなんだ』から、岸井ゆきのと成田凌が髪を洗いっこする様子などを捉えた特報映像が公開された。あわせて、2019年4月にテアトル新宿ほかで全国公開となることが発表された。

 NHK連続テレビ小説「まんぷく」への出演で注目を浴びる岸井が演じるのは、一目ぼれしたマモル(成田)にすべての時間を捧げる28歳のOL・テルコ。彼女はたとえマモルにとって自分が“都合のいい女”でしかなくても、彼一筋の生活を送るが、ある日突然マモルからの連絡が途絶えてしまう。

 公開された映像では、そんなテルコの究極の片思いが描かれる。並んで歯を磨いたり、お風呂で髪を洗いっこしたり、まるで恋人同士のような甘い時間を過ごすテルコとマモル。ところが、マモルの「ありがと、山田さん」という突き放すような言葉とともに雰囲気は一転。テルコの目の前で玄関のドアが容赦なく閉められ、“恋人ではない”という現実を突き付けられたテルコは発泡酒を飲みながら夜道をたどる。

 メガホンを取ったのは、繊細な恋愛描写に定評のある『サッドティー』『パンとバスと2度目のハツコイ』などの今泉力哉監督。共演には深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこが名を連ねている。(編集部・吉田唯)