発表直前!日本代表、アジアカップに“サプライズ招集”されるかもしれない5名
12日、来年1月5日に開幕するアジアカップに臨む日本代表のメンバー23名が発表される。
日本代表はワールドカップ後の新体制で4勝1分と非常にいい状態にあり、この5試合で招集したメンバーが中心となるのは確実。一方、森保監督は先月の会見で「未招集メンバーの選出はありうる」とも話し、先月末から欧州を視察してまわった。
そこで今回は、アジアカップのメンバー発表で“サプライズ”招集されるかもしれない5名の選手を選んでみた。
鎌田大地
まずは何といってもこの男を挙げなければならないだろう。
昨季はブンデスリーガで辛酸を舐めたものの、今夏加入したシント=トロイデンで公式戦13試合11得点を記録している22歳は、現在の日本サッカー界で最も“旬”な一人だ。
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デビュー当時は中田英寿と比較されたように国内では攻撃的MFとしての印象が強い。しかしゴール前での冷静さと繊細な技術は日本でも屈指で、ベルギーでFWとして覚醒した。本人も「真ん中のポジションでプレーてきている」ことを好調の要因と語っている。
ただクラブでは余分な仕事を免除され攻撃に集中できている面があり、大迫の役割というよりは南野の代わりになる選手だ。
昌子源
ワールドカップで最も評価を上げた一人で、海外移籍が間近と伝えられるこの男も森保体制でまだ招集されていない。
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7月の負傷が長引き、9、10月の代表戦を逃すと、先月もチームが固まってきたことや病み上がり、鹿島でACLの大一番を控えていた事情もあって呼ばれなかった。
現在の日本代表は、吉田、槙野、冨安はほぼ当確、そこに森保監督の評価が高い三浦弦太、植田直通も控える。センターバックの枠は4つと考えられており、既に“満席状態”になっているのが現状だ。
しかし彼が国内最高のDFの一人であることに疑いの余地はなく、国際舞台での経験も加味すれば招集されたとしても全く不思議ではない。
岡崎慎司
飛ぶ鳥落とす勢いの現在の日本代表で、最も懸念されているのが大迫の代役だろう。
森保体制でのFWは杉本、川又、小林悠、浅野、北川らが試されたが、アピールとはならず。最も期待の大きかった鈴木優磨も負傷で大会絶望となった。
もし大迫に何かあれば…日本は一転して機能不全に陥る可能性がある。そこで浮上するのが、日本代表で歴代最多3位となる50ゴールを記録している“侍”、岡崎慎司だ。
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今夏のワールドカップに出場した32歳は大会後、代表からの引退を明言した盟友・本田圭佑とは対照的に「次回のワールドカップも目指す」と口にしたものの、一度も招集されていない。
しかし、ニューカッスルへ移籍した武藤嘉紀の調子が上がらない中、レスターでは得点こそ記録していないものの継続して出場しており、状態は悪くない。
大迫とタイプこそ違えど、海外で歴戦の猛者たちとやり合ってきた彼は、その代わりの役割に応えられる現状“唯一”といってもいい人材だ。
塩谷司
2017年の夏以来、UAEのアル・アインでプレーする塩谷は現在、3バックの一角の他、右サイドバックで起用されている。
日本代表は先に述べたようにセンターバックは“満席状態”で、右サイドバックにも酒井宏樹が君臨しており、ベンチには室屋成も控える。先日30歳の誕生日を迎えたばかりのDFが入る余地はないようにも思える。
ただ、彼には他の選手にはない“アドバンテージ”がある。アジアカップが開催されるUAEで日常的にプレーしていることと、森保監督が指揮しJ1を3度制したサンフレッチェ広島の中心的なメンバーであったということだ。
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先月、スコールズ級のゴールを記録して話題となったが、現在も開催国枠としてクラブワールドカップを控えており士気は高い。中東の難しさと森保戦術を知り尽くした彼が、最大のサプライズを起こすだろうか。
香川真司
ハリルホジッチ体制で冷遇されたものの、西野監督の電撃就任でワールドカップに出場した香川。
大会では日本代表の16強入りに大きく貢献し「10番」としての重責を果たしたが、迎えた新シーズンはブンデスリーガで首位を快走するドルトムントで全く出番を与えられず、ベンチにさえ入れない状況が続いている。
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日本代表も、ロシア大会後は中島翔哉が「10番」を受け継ぎ、堂安、南野ら若手の躍動でただいま絶好調。長年チームの“顔”であった香川も今や「過去の人」になりつつある。
だが若く経験の浅い選手が、いつどこでどのようにして歯車が狂うかは分からない。現在の調子が続くというのはあまりに楽観的な見方だろう。
「今冬に移籍するのでは?」「コンディションは?」「背番号はどうするの?」など彼の招集には幾つかのリスクもあるが、アジアカップのような短期決戦にはチームを救うベテランの存在が欠かせない。
現在29歳。老け込むにはまだ早いはずだ。