ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

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古巣レアルの元同僚モドリッチが初受賞 ロナウドは「家で泣いていると思ったかい?」

 2018年のバロンドールは、レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが初受賞し、過去10年にわたってバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが席巻してきたバロンドールに新たな歴史を刻んだ。

 ロナウドは昨季、代表とクラブで通算48試合に出場し、45得点をマーク。レアルのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)三連覇に貢献し、CLで最長の11試合連続得点も記録したが、バロンドール投票では2位という結果だった。これについて、ロナウドがイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューで胸の内を明かしている。

 ロナウドは「僕は毎年、(バロンドールを受賞するに)値すると思う。そのために頑張っているしね。でも、受賞できなくてもこの世の終わりというわけではない」と率直な思いを語ると、次のように続けている。

「数字は嘘をつかない。受賞しなかったからといって、僕があまりハッピーじゃないとは思わないでほしい。僕にはファンタスティックな友達、家族がいて、最高のクラブのひとつでプレーしているんだ。家で泣いているとでも思ったかい? 確かに残念だったけど。人生は続くし、これからも努力し続ける」

モドリッチに祝福メッセージを送った一方、早くも来年の受賞を見据えて「また来年会おう」

 今夏に加入した新天地のユベントスでは、ここまでリーグ戦15試合で10ゴールを叩き込むなどさすがの存在感を発揮しているロナウド。バロンドールは逃したものの、イタリアでも自身の価値を証明し続けている。

 そんな稀代のゴールマシーンは、初受賞の快挙を果たした元チームメイトに対して、「おめでとう。受賞するにふさわしい」と祝福メッセージを送った一方、「でも、また来年も会おう。僕はすべてを尽くしてまたあそこに上がるつもりでいるんだ」と来年の受賞を早くも見据えている。(Football ZONE web編集部)