香取慎吾さんがディレクターを務める

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元SMAPの香取慎吾さん(41)が監修したアパレルショップに、ファンらが開店前から並ぶ騒ぎがあり、ショップが不手際を認めてツイッター上で謝罪した。

香取さんは、アート作品を制作する一方、スタイリストの祐真(すけざね)朋樹さん(53)と組んで、作品を裏地に使ったコートやバッグなども手がけている。

「慎吾悲しむだろうなぁ...」との声も

2人のショップ「JANTJE_ONTEMBAAR(ヤンチェ_オンテンバール)」は2018年8月25日、東京都千代田区内の商業施設「帝国ホテルプラザ」内にオープンし、初日から大勢のファンらが訪れて、話題になった。

その後も、根強い人気が続いているようで、12月8日には、クリスマスに向けた限定コレクションの販売も始めた。ワンピースや財布、スカーフなどだ。店では、インスタグラムで前日、午前11時の開店前から並ぶことを禁止するなどしたルールを掲げたが、ツイッター上では、当日の8日は朝からファンらが並んでいるとの情報が飛び交って騒然とした。

「ヤンチェ来た 凄い並んでるよー」「並ぶの禁止なら列が出来た時点で注意すればいいのに」「11時に合わせて時間調整して伺ったのに、悲しすぎます」「真面目が損して、違反者が得する それはあんまりだわ」...

列ができて、整理券が配られたというが、それももらえずに入れなかったとの報告も相次いだ。ルール違反を嘆き、「今日のヤンチェの一件を知ったら 慎吾悲しむだろうなぁ...」との書き込みもあった。

この騒ぎで、店は8日、公式ツイッター上で謝罪文をアップした。

それによると、店の周辺から指導が入り、急きょ開店前に整理券を配布する対応を取ったという。そして、「きちんとルールを守っていただいていたお客様には大変ご不快な思いをお掛けしました」とお詫びしている。

「入店の対応方法を変更し、不快な思いをおかけした」

店では、12月9日以降もルールを守るように呼びかけ、もし違反者がいたら、入店を断る場合があるとツイッター上で伝えた。

ただ、それでも列ができてしまうのか、10日については、午前10時30分から待機列の整列を始めるとツイートした。

J-CASTニュースの記者が同日16時半ごろに店を訪れると、レジ前には、70〜80人が列を作っていた。店のロゴが入った紙袋を持っているファンらも多く、まだ残っている商品もあるようだ。しかし、十数万円するサンヨーコートとのコラボ商品は、数点のサンプル展示はあったが、予定数量に達して受注販売を終了したとする告知が掲げられていた。

ヤンチェ_オンテンバールは、SMAPのマネージャーだった飯島三智さんが社長を務めるモボ・モガが運営している。飯島さんは、香取さんが所属する事務所「CULEN(カレン)」の社長と兼務している形だ。

今回の騒ぎについて、モボ・モガの広報担当者は10日、次のように取材にコメントした。

「オープン日、予想以上のお客様のご来店をいただきました結果、急きょ、入店の対応方法を変更することになり、ご来店いただいたお客様には不快な思いをおかけしましたことをお詫び申し上げます。お客様からいただいたご意見を受け止め、改善を目指しております。今後、皆さまに喜んでいただけるような店づくりを心掛けてまいりたいと思います」

ヤンチェ_オンテンバールの公式サイト上では、商品の転売を禁止しているが、フリマアプリ「メルカリ」では、3、4倍ぐらいの値も付いて次々に商品が売られている。

この点については、「こちらがお答えできることではございませんので回答を控えさせていただきます」とした。

なお、公式ツイッター上では10日19時30分ごろ、11日についても10時30分から待機列の整列を始めるとツイートされている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)