ナダル全仏V11やフェデラーの最年長1位。ATPが今季の偉大な記録を紹介

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ATP公式サイトが、2018年シーズンに記録された偉大な出来事を紹介。ラファエル・ナダル(スペイン)の「全仏オープン」11度目の優勝やロジャー・フェデラー(スイス)の史上最年長での世界1位返り咲きなど、大記録が目白押しとなっている。

■ジョコビッチ、史上初の「ゴールデン・マスターズ」達成


ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、9大会あるマスターズ1000の中で唯一優勝していなかった大会、8月の「ATP1000 シンシナティ」で優勝。遂に史上初の「ゴールデン・マスターズ」(キャリアの中でマスターズ1000の9大会を全制覇)という偉業を成し遂げた。また、ジョコビッチは、「ATP500 ロンドン」でツアー通算800勝を達成した。


■ナダルが全仏含む3大会で11V記録・通算900勝達成


ラファエル・ナダル(スペイン)は、今シーズン、「全仏オープン」「ATP1000 モンテカルロ」「ATP500 バルセロナ」の3大会で前人未踏となる11度目の優勝を果たした。またナダルは「全仏オープン」4回戦で、オープン化以降史上5人目となるツアー通算900勝を記録。今シーズン終了時点では918勝となっている。


■フェデラーが世界1位の最年長記録塗り替え・グランドスラムで20回目の優勝


2月の「ABN AMRO ワールド・テニス」後のランキング更新で、ロジャー・フェデラー(スイス)が約5年4ヶ月ぶりに世界1位に返り咲いた。その時36歳だったフェデラーは、それまでアンドレ・アガシ(アメリカ)が2003年8月に記録していた33歳の記録を塗り替え、男子シングルス最年長のトップ選手となった。


また「全豪オープン」で2年連続6度目の優勝を果たしたフェデラー。男子シングルスのグランドスラム優勝回数で史上最多の20回となった。


■イズナーが通算10,000エース突破


ジョン・イズナー(アメリカ)のキャリア通算サービスエース数が10,000本を超えた。これは、イボ・カルロビッチ(クロアチア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)に続き4人目の達成者に。なお、シーズン終了時点でイズナーは10,937エースまで記録を伸ばしている。


■ロペスがグランドスラム本戦連続出場記録を更新


7月の「ウィンブルドン」出場で世界64位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)が、66大会連続のグランドスラム本戦出場となり、フェデラーの持つ65の記録を更新した。また、ロペスは「全米オープン」出場で連続出場記録を67とした。


このほか、リシャール・ガスケ(フランス)、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)が通算500勝達成。ジャック・ソック(アメリカ)とのペアで「Nitto ATPファイナルズ」優勝を飾ったマイク・ブライアン(アメリカ)のダブルス世界1位の最年長記録更新。リーンダー・パエス(インド)の史上6人目となる、ダブルス通算750勝突破が紹介されている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は左からジョコビッチ(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)、ナダル(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)、フェデラー(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)