ウインターミーティングがラスベガスで開幕【写真:編集部】

写真拡大

ハーパー、マチャドらFA目玉選手の去就はいかに

 メジャー全30球団が一堂に会するウインターミーティングが9日(日本時間10日)、米ネバダ州ラスベガスで開幕した。全球団のGMや編成本部長をはじめ、チーム運営に関わるすべてのスタッフが参加するウインターミーティングには、NPBやKBOなど海外球団の関係者や代理人も来訪。ミーティングでは来季以降の運営について話し合われる他、フリーエージェント(FA)となっている選手の去就やトレードが一気にまとまることもあり、一大イベントとなっている。

 今オフ、日本人選手で大きな注目を集めているのは、西武からポスティングされた菊池雄星投手の交渉の行方だ。12月4日(同5日)から譲渡金を支払う意思を持つメジャー球団との交渉が解禁となった27歳左腕には、ジャイアンツ、パドレス、ドジャース、フィリーズ、ヤンキースら複数球団が獲得の興味を示している。敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏が交渉窓口となり、菊池に相応しい移籍先を模索するが、ウインターミーティング中に大きな動きはあるのだろうか。交渉期限は米国東部時間の1月2日午後5時(同3日午前7時)となっている。

 その他、日本人メジャーリーガーでは田澤純一投手がエンゼルスからFAとなっており、渡米11年目を迎える来季の所属先に注目が集まる。

 注目のFA選手の中では、すでに左腕パトリック・コービンがナショナルズと6年契約を、右腕ネイサン・イオバルディはレッドソックスと4年契約を結ぶなど、投手陣は徐々に動きを見せているが、野手陣ではブライス・ハーパー(ナショナルズFA)、マニー・マチャド(ドジャースFA)らに大きな動きはない。一方、マリナーズのように左腕ジェームス・パクストンをヤンキースへ、ベテラン二塁手ロビンソン・カノと守護神エドウィン・ディアスをメッツへ放出する大型トレードに踏み切る球団もあり、ウインターミーティング中にも誰もが予想しなかったようなトレードが実現する可能性も十分だ。

 ウインターミーティングは13日(同14日)まで開催される。(Full-Count編集部)