ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】

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野茂氏や石井一氏ら日本人投手が活躍しており「明らかに移籍先候補」

 今オフ、西武の菊池雄星投手は、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指している。日本球界で実績を残してきた希少な先発左腕ということもあって、複数のメジャー球団が関心を示していると言われ、争奪戦が予想されている。

 その中で、候補の1つとされるドジャースも公式サイトで菊池獲得の可能性について言及。「ドジャースはウィンターミーティングでスター獲得を狙う」とした記事を掲載し、その中で、このオフの補強次第では、前田健太投手が来季もリリーフとして起用される可能性にまで言及されている。

 各球団のGMら編成担当者が一堂に会して行われるウインターミーティングは、9日(日本時間10日)からラスベガスで開催される。この場で菊池の争奪戦も本格的にスタートするとみられており、ドジャース公式サイトも「ファーハン・ザイディGMはジャイアンツへ行ってしまったが、ドジャースがブライス・ハーパー、コーリー・クルーバー、ユウセイ・キクチ、ホセ・アブレイユなどのスター獲得に関心がなくなるわけではない」としている。

 古くは野茂英雄氏、そして石井一久氏(現楽天GM)や斎藤隆氏、黒田博樹氏、現在の前田健太投手と多くの日本人がプレーしてきたドジャース。公式サイトでは「過去の日本人投手の成功により、ドジャースは明らかにキクチの移籍先候補になる」と言及し「多くのスカウトは彼がローテーションの3番手になれると考えている。ブルペンの強化も必要だが、フリードマンはブルペンに過剰に払うよりバーゲンを見つけたいと思っている」としている。

 エースのカーショーや柳賢振らの先発陣を抱えるドジャース。ここに菊池らが加入となり先発陣が飽和状態になった場合について「先発投手が多すぎれば、ロス・ストリップリングかケンタ・マエダがリリーフに専念することになるかもしれない」と、今季終盤からポストシーズンにかけてと同様に、前田健太がリリーフに回される可能性を指摘していた。(Full-Count編集部)