川崎MF田坂(左)、神戸DF北本(右)【写真:荒川祐史 & Getty Images】

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田坂や北本が契約満了で退団決定 町田のMF平戸はレンタル元も鹿島へ復帰

 J1川崎フロンターレは8日、MF田坂祐介との契約満了を発表した。

 サンフレッチェ広島ユース、青山学院大を経て2008年に川崎へ加入した田坂はルーキーイヤーから12試合に出場。プロ5年目の2012年夏にはドイツ・ブンデスリーガ2部のボーフムへ海外移籍した。2015年夏に川崎へ復帰すると、攻撃的ポジションだけでなくボランチやセンターバックなどの守備的なポジションも務めたが、今季はリーグ戦3試合・計66分間のプレーにとどまり、2連覇を果たしたチームのなかで出番を失っていた。

 また、ヴィッセル神戸のDF北本久仁衛も今季限りでの契約満了が決定。奈良育英高から神戸一筋19年、プロ3年目からレギュラーに定着し、年代別代表にも名を連ねたセンターバックも、37歳となった今季はリーグ戦1試合の出場に終わった。

 北本はクラブを通じ、「神戸に来て19年が経ちました。神戸ファンのみなさん、スポンサーの皆様、選手、現場スタッフ、メディカルスタッフのみんな、本当に長い間ありがとうございました。二度の降格、二度の昇格などたくさんの時間を共有できた事を本当に嬉しく思います。感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝。自身の去就については、「今シーズン限りで神戸を離れることになりましたが、これまでの経験を活かしてまだまだ選手として戦いたいと思っています。これから自分の可能性を探ることになりますが、引き続き、応援していただければ嬉しいです。最後になりましたが、これからもヴィッセル神戸の発展と、クラブが目指す目標を達成できるよう心から願っています。19年間ありがとうございました!」とコメントを残している。

 今季8ゴール17アシストと、J2が現行の試合数(42)に落ち着いた2012年以降でシーズン最多アシストを記録したFC町田ゼルビアMF平戸太貴は、レンタル満了に伴い、J1鹿島アントラーズへの復帰が決定。J3福島ユナイテッドFCは、MF本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)のマネジメント会社である『HONDA ESTILO』が経営参画するオーストリア2部SVホルンからMF川中健太の獲得を発表した。

【8日発表、その他の主な移籍動向】
<FC東京>
MF ジャキット レンタル満了
→バンコク・ユナイテッドFC(タイ)

<横浜F・マリノス>
GK 鈴木彩貴 契約満了

<ヴィッセル神戸>
DF 山口真司 契約満了

<栃木SC>
MF 仙石 廉 契約満了

<町田ゼルビア>
MF 土岐田洸平 契約満了

<レノファ山口>
MF 廣田隆治  契約満了
MF ワシントン 契約満了(Football ZONE web編集部)