『麻雀放浪記2020』がマカオ国際映画祭出品中止で困惑する斎藤工(C)2019「麻雀放浪記2020」製作委員会

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 俳優の斎藤工が主演を務める映画『麻雀放浪記2020』が、本日8日開幕の第3回マカオ国際映画祭で出品中止となっていたことがわかった。表現の過激さ、反逆的な背景設定等が原因だという。

【写真】斎藤工が演じる坊や哲ビジュアル

 本作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』を映画『孤狼の血』の白石和彌監督の手で実写映画化。10年の歳月をかけて映画化を熱望していた斎藤が、主人公・坊や哲を演じる。

 ギャンブルが一つのテーマとなる本作。坊や哲がいるのは、2020年。人口は減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれ、“東京オリンピック”が中止となった未来だ。1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界、そして思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘を描く。

 ギャンブラーの聖地であるマカオでのキックオフがふさわしいという理由から、第3回マカオ国際映画祭でのワールドプレミアを行う予定だった本作。しかし、上映ができないということで出品が叶わなくなってしまったという。

 映画祭側の公式な見解では、「セックス&バイオレンスによる表現の過剰さ、そして設定となっている世界大戦が起きて東京オリンピック2020が中止になったというシニカルな背景設定など、その過激で反逆的なシーンが多い」との理由により、急きょ出品が中止という判断が下されたとのこと。しかも唯一の日本映画の出品作品として、マカオ国際映画祭から出品要請があり、調整していた矢先の判断だったという。

 今回の中止を受け、ド派手な映画祭でド派手な映画を上映しようという夢が叶わなかったため、主演の斎藤が困惑している様子の写真も公開された。果たしてどれほどの過激なシーンと、2020年という設定に時事ネタとして危険視されるほどの未来が表現されているのか。公開の日を待ちたい。

 『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日より全国公開。