(写真)障害福祉拡充を求める署名活動=7日、東京・新宿区

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 東京・新宿駅前に障害者がずらりと並び「署名に協力お願いします」と声をあげました。障害者施設・作業所でつくる「きょうされん」は7日朝から夕方まで、障害福祉拡充を求める署名・募金に取り組み、300人を超える人が参加しました。毎年行っている行動で、今年で42年目。宣伝カーの上から関係者がロングランでスピーチしました。

 尾藤廣喜弁護士が「障害者権利条約批准から5年たつが、相模原殺傷事件や与党議員による『性的少数者に生産性がない』という表明など優生思想が表面化し障害者雇用率の水増しも起こった。障害者権利条約を現実のものにしなくてはいけない」と強調しました。

 「障害者雇用のためにバリアフリー、文書の漢字にルビをふるなど、一人ひとりの障害者に応じた合理的配慮が必要だ」(赤松英知きょうされん常務理事)、「旧優生保護法は1996年まで存在し、ようやく裁判闘争が始まった。人権を守る大きな運動を起こそう」(藤岡毅弁護士)などの発言が続きました。

 「おやすみにおでかけしたい。あらしのCDをかったり、こんさーとにゆきたい」(40代女性・知的障害)、「生活ほごがへらされて、たくさんがまんしなくちゃならない。収入をふやしてほしい」(60代男性・身体障害)―。東京都内の作業所は当事者の思いを手書きにしたビラを配りました。

 署名、募金した男性(67)は「僕だっていつ障害を持つかもしれない。どんなふうに生まれてきても不幸にならない社会にしなければ」と話しました。