「好き」という気持ちは不思議なもので、いくら大好きでも、相手の言葉や態度ひとつで「嫌い」に変わってしまうことがある。結婚を考えるような相手に対してであっても、感情の変化は止められない。今回はキャリコネニュース読者の女性から寄せられた「恋人に冷めたエピソード」を紹介する。

管理・事務職の30代女性は「6年も付き合って来ているのに、一度も結婚の話が出なかった」という彼にある日、「休みの日に家族と旅行する」と伝えた。すると相手は「俺と自分の家族、どっちが大事なんだ?」言い放ったという。女性の気持ちはこの言葉で冷めた。

「いや、だから家族になろうって何回か言ったよね……その選択をしなかったから今回家族旅行にあなた行けないんだよね……」

このあと連絡を取るのをやめ自然消滅したと思ったが、4か月後、「来週旅行行こうぜ!今度は俺と!」という連絡が来た。彼女は「どんな軸で時間が流れている人なのかよくわからなくなってきたので既読無視。このままさよなら〜ですね」と切り捨てていた。

フリーター状態に我慢できず別れ告げると「この状況ならしょうがない」あっさり快諾


管理・事務職の20代女性は、学生時代から10年付き合った相手がいた。彼女は社会人、相手はフリーターで、「お互いの年齢もあり『就職が決まったら結婚しよう』と話していました」という。しかし、

「大学卒業後3年経っても就活すらやる気配の無い相手にイライラ。『私とのことちゃんと考えてくれている?』と聞くと、『僕が働かないことと君の人生の選択とには関係ないよね?』と言われ唖然としました」

という。その後、数年付き合ったが、我慢の限界が来て女性から別れを切り出した。相手はこの時も「この状況ならそう言われてもしょうがないよね」とあっさり快諾。「たくさん話したし、長年心の支えだっただけに、こういう言葉や態度にはものすごく冷めました」という。

「大学や肩書きじゃなく、本当の俺の良さを分かってくれると思って」

結婚を意識すると、相手のスペックに目が行く人もいるだろう。クリエイティブ職の30代女性が大学時代に付き合っていた恋人は「いわゆる超有名一流企業の社員」。「一般の大学生なら聞けない話をしてくれるし、とっても楽しく付き合っていました」という。

しかし懸念点があった。初めて会ったのは合コンだったが、相手は頑なに出身大学を明かさなかったのだ。おかしいと思いつつも「能ある鷹は爪を隠す」のだと納得し、やりすごしていた。

付き合って3か月後、2人でベロベロになるまでお酒を飲んでいたときのことだった。

「何気なく『そう言えば出身大学ってどこなの?』と聞くと、実は専門学校出身で、今の会社も派遣社員ということを白状しました。『君なら俺の大学や肩書きじゃなく、本当の俺の良さを分かってくれると思って』と言われましたが一瞬で酔いは覚めました」

同時に恋も冷め、程なくして別れたという。彼女はいわゆる一流大学の学生で、親類含め全員大卒。「嫌な女と言われるかもしれませんが、さすがに専門卒の派遣社員の男性は無理でした。ごめんなさい!」と語っていた。

結婚する前には嘘をつかず、お互いの価値観をすり合わせることが必要だ。また、長年交際して別れた場合は、相手への愛着も強いとは思うが、冷静な心で新しい恋愛を探してほしい。