吉岡里帆さん(2016年撮影)

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2018年12月5日に放送された「FNS歌謡祭」に出演した女優の吉岡里帆さん(25)について、その歌いっぷりの良さが視聴者の間で話題になっている。

この日、吉岡さんはヒロインを務めた「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」の主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」を、主演の阿部サダヲ(48)さんと共に披露。本来なら女優である吉岡さんが歌番組で歌を披露するということで放送前から注目度は高く、ネット上で話題になるなどしていた。

豪快な歌い方に視聴者ビックリ

楽曲が始まるや、吉岡さんは頸動脈を浮き立たせて絶唱。大きく開けた口から放たれる太い声で歌詞を絶叫調で披露した。CMなどで見せる普段の可憐な印象とは全く違う、迫力満点の豪快な声で楽曲を歌い上げる吉岡さんの姿がそこにあった。このため、ネット上では「吉岡里帆の声量やばい!」「歌うまいじゃん!」などの声が続々。「顔のほとんどが口だった!」と、驚く声もある。

なお、吉岡さんは同映画の中では声の小ささを克服しようとする歌手を演じている。見た目としてはそちらの方が吉岡さんにイメージに合うということなのか、同映画をまだ視聴していないがゆえに驚いたという視聴者が多かったようだ。

多くの視聴者を驚かせた吉岡さんの歌いっぷりだったが、その姿は今後の吉岡さんにとって大きなプラスになるのではないだろうか。

豪快な姿は、吉岡さんにとって大きなプラスの可能性

吉岡さんといえば、2015年度下半期放送の朝ドラ「あさが来た」で、主人公と同じ寄宿舎で生活する女学生役で出演。眼鏡姿の可愛らしさが話題となり一躍人気女優と目されるようになったことが記憶に新しい。

その後は、2017年放送の「ごめん、愛してる」でヒロインを務めたほか、2018年1月期では、「きみが心に棲みついた」が連続ドラマ初主演。同年7月期の「健康で文化的な最低限度の生活」では再び連続ドラマ主演を務めるなど、近年メキメキと実力をつけている女優だ。

ただ、吉岡さんの活躍ぶりに対しては、週刊誌や女性誌などで「主演ドラマでの視聴率が低い」などと難じる報道が散見されるのも事実。その理由として挙げられることが多いのが、「女性視聴者から『あざとい』との声が上がっており、これらの層が吉岡さん主演のドラマを見ない」といった、同性への訴求力が弱いとする分析だ。

だが、「FNS歌謡祭」での吉岡さんの姿は、そのような声を一掃するであろう豪快なものであり、実際、「大声で歌う姿に感動した!」などの声が女性視聴者らしきツイッターアカウントから出ているのも事実だ。

吉岡さんへの認識を世間が変える日は近いのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)