徳井青空さんの著書「パンダの推しごと!」より。写真:尾鷲陽介

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「私も、きっと世界中のアイドルもみんな、ファンのことが大好きでいつも想っています。そして一人一人のことをちゃんと見ています」(あとがきより)

徳井青空さんの著書「パンダの推しごと!」より。写真:尾鷲陽介

徳井青空さんがパンダをモチーフにアイドルファンへのメッセージをつづった絵本を刊行。この機会にお話を伺いました。

――本書を描こうと思ったきっかけを教えてください。

徳井:いつも感じている私からの感謝の気持ちは、実際にどこまでファンの方に伝わっているのかな? と感じたことがきっかけでした。ファンの方からはお手紙などで「いつもありがとう」と言ってもらえますが、こちらから一人一人に感謝を伝えられる機会はほとんどありません。今回パンダのアイドルを通して、その気持ちを伝えられたらと考えました。

――そのために絵本、つまりイラストと文章でやってみようと思った理由を教えてください。

徳井:漫画連載(編注:『まけるな!! あくのぐんだん!』)の経験を経て、絵本という読み切りのかたちにチャレンジしてみたい気持ちがありました。漫画と違い、文章と絵の量が限られていて、その中でストーリーを展開していくのがすごく難しかったです。結果、絵本にしてはなかなかボリュームのあるものになってしまいました……。

――購入者にとっては徳井さんのイラストがたくさん見られるし、ページ数が多くて困ることはないと思います。本の内容としては応援する側の気持ちと、応援してもらう側の気持ちの両方が描かれていますが、それぞれで印象に残っているご自身のエピソードはありますか。

徳井:応援する側の気持ちとしては、いつも情報をチェックしているくらい自分がファンで応援している作品について、ほかの人から「今度あれが発売になるね」などと知らない最新情報を言われた時に、すごく悔しい気持ちになります。応援してもらう側としては、ファンの方は年齢も住んでいるところもバラバラで、イベントに来てくれる人、番組にメールを送ってくれる人、いろんな応援のかたちがあります。よく「地方に住んでいるのであまりイベントに行けなくてすみません」と言われるのですが、どれも同じように嬉しいです!

――イラストも含め、本書で一番苦労した部分や、こだわったポイントを教えてください。

徳井:漫画と違ってイラストも1ページに1枚ですし、文章もなるべくシンプルにするのが難しかったです。このボリュームでもかなりカットした部分があります。あと、リアリティのある内容なので、全部ひらがな表記にして柔らかく素直な気持ちで読んでもらえるよう工夫しました。

――声優として、作家として今後の活動の展望などはありますか?

徳井:声優としては、男の子を本格的にやってみたいです。作家としては、漫画もまた描きたいですし、今度は子ども向けの絵本もつくってみたいなと思っています。イラストのお仕事もやってみたいですし、今回パンダを描くのがすごく楽しかったので、新しいキャラクターづくりにも挑戦していきたいです!

――徳井さんならではの、マルチな展望ですね。本日はありがとうございました。

【著者プロフィール】

徳井青空(とくい そら)

声優、漫画家。千葉県出身。主な出演作は「探偵オペラ ミルキィホームズ」譲粼ネロ役、「ラブライブ!」矢澤にこ役、「ご注文はうさぎですか?」マヤ役など。漫画家としては、「月刊ブシロード」にて『まけるな!!あくのぐんだん!』(全2巻)を連載。TVアニメ化も果たした。また、千葉県南房総市観光大使を務めるなど、幅広く活動している。(WebNewtype)