浜崎あゆみ(C)日刊ゲンダイ

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“平成の歌姫”浜崎あゆみ(40)が5日放送の「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)で宇多田ヒカル(35)の「Movin’on without you」を歌う。

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 これについて浜崎のファンは落胆を隠しきれない様子で、ネット上では「デビュー20周年なのだから自分の曲を歌って欲しかった」「ヒットメドレーがよかった」と惜しむ声であふれ返っている。

 音楽ジャーナリストの渡邉裕二氏が言う。

「浜崎が自分の曲を歌わないのは、セルフプロデュースの一環だと思います。宇多田と浜崎はデビュー時から音楽シーンを席巻し、よく比較されていました。浜崎は過去の人と思われている節があります。宇多田の持ち歌を歌うことで、『当時は私だって凄かったんだぞ』と世間にアピールしたいのでしょう」

 浜崎の人気凋落が顕著になったのは5、6年前から。所属事務所開催の「a―nation」では今も大トリを務めているが、2012年ごろから空席が目立ち始めたという。14年10月発売の「Terminal」の初週売り上げは2889枚でオリコン24位。この年は15年連続で出場していた紅白を“卒業”し、それ以降出番はない。

「今年8月に2年ぶりに発売されたアルバムの初動売り上げは2万枚を割りました。4月に始まった20周年を記念するアリーナツアーも8割ぐらいしか埋まっていなかったようです。その影響を考慮したのか、今年10月から来年2月まで行われる全国ライブツアー会場はほとんどが小規模のホールです。来年1月に行われる2000人程度収容の地元福岡開催の先行チケットはまだ売れ残っている状況です」(音楽関係者)

 浜崎と同じように“平成の歌姫”と呼ばれた安室奈美恵(41)は多くのファンに惜しまれながら9月に引退した。共に一時代を築いた2人だが、どこで差がついたのか。

「ヒット曲の数では安室さんに遜色ないどころか、浜崎さんの方が多いぐらいです。しかし、安室さんと比較され続けてきたことがマイナスになりました。お互いにファンの数は年々少しずつ減ってきましたが、安室さんは引退宣言するとファンが戻り、“神格化”されました。また、16年に発売されたシングル『Hero』がリオ五輪のNHKテーマソングとなり、幅広い世代から支持されファンが増えたように思います。それに比べ浜崎さんが話題になるのは熱愛や結婚などのプライベートな話題ばかり。SNSで私生活をさらけ出し過ぎて、カリスマ性がありません。アーティストとしての魅力が半減したことで、ファン離れにつながったのだと思います」(渡邉裕二氏)

 浜崎が“復帰”するには歯を食いしばって歌い続けるか、思い切って“引退”を発表するぐらいしかなさそうだ。