勝ちきれないアトレティコ photo/Getty Images

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なぜアトレティコ・マドリードはリーガ・エスパニョーラで1敗しかしていないのに3位に留まっているのか。勝ちきれずにドローで終わるゲームが多発しているからだ。

現時点でリーグ戦1敗は最少の数字だが、アトレティコは引き分けが7試合もある。これはバレンシア、アスレティック・ビルバオに次いで多い数字だ。首位バルセロナとは勝ち点差3だが、引き分けの半分でも勝利に変えることができていれば今頃は首位を快走できていた。

この現状をMFコケも嘆いている。アトレティコは今節もジローナと1-1で引き分けてしまい、『BeIn Sport』によればコケも勝ち点3を確実に拾わなければいけないと危機感を強めている。

「引き分けは十分な結果じゃないよ。僕たちは勝ち点3を得ないといけない。勝ち点1では不十分なんだ。ハードワークし、ゴール前でもっと決定的になれるよう努力しないと」

ここまでの7引き分けのうち、4試合は先制してから追いつかれたものになっている。逃げ切り失敗は実にアトレティコらしくない。1-1で引き分けたバルセロナ戦も、後半アディショナルタイムにウスマン・デンベレの同点ゴールを許してしまった。1-0で勝てるのがアトレティコの強みだったのだが、その粘り強さが戻らない限りリーガの頂点に立つのは難しいだろう。