そろそろ忘年会シーズン突入と思っていたら、すぐに新年会がやってくる。社会人の中には、年末年始にかけて"飲み会ラッシュ"という人も少なくはないだろう。

会社の忘年会・新年会に参加すると回答した人は7割と高いが、「上司に2次会や3次会などに誘われるのは嫌」と回答した人も70.3%にのぼった。理由として「お金と時間の無駄」「なぜ酔っ払いの世話をしなければいけないのか」といった声が寄せられた。

今回は、そんな飲み会で「上司に言われた嫌なこと」に関するエピソードを紹介したい。調査は今年11月に実施し、企業口コミサイト「キャリコネ」会員、キャリコネニュース・SNS読者計155人から回答を得た。

「他部署の人の前で、部下の使えなさを言われる」

特に多く寄せられたのが「延々と喋られるのが嫌」という声だ。

「過去の武勇伝を延々と語る。周りの人は聞いているだけ。こちらに質問したり話を広げたりは一切なし。接待のようで疲れる」(30代女性/販売・サービス職)
「何時間もの間、延々と仕事の説教。プライベートな時間の過ごし方を否定され、価値観を押し付けられる」(30代男性/販売・サービス職)

さらに「気を遣え」(20代男性/営業職)、「『気を利かせて酒の追加注文をしないと〜』とか『上司にお酒注ぎに行かなきゃ〜』と営業の人から言われた」(30代女性/販売・サービス業)など接待を強要する人もいるようだ。

また酒で気が大きくなり、攻撃になる人も少なくはなく、

「他部署の人の前で、部下の使えなさを言われる」(30代男性/販売・サービス職)
「愚痴、下の人間への不満・暴言」(40代男性/販売・サービス職)

といった声も寄せられた。部下は聞き役に徹するため「上司が話してると飲み物や食事がお預け状態になってしまう」(20代女性/販売・サービス職)と嘆く人もいる。本人は気持ちがいいかもしれないが、周りからすれば迷惑だ。

「可愛い女性ばっかりイジる」「〇〇さんより可愛いと思う」容姿についての言及も

「下ネタ」は関しては男女年代問わずに嫌だという声が寄せられた。一方、女性からは「容姿について言及されることが嫌」という声も多かった。

「可愛い女性ばっかり話題に出す・イジる。私の話になると無関心なので、その点は嫌だと思う」(20代女性/技術職)
「『かわいいね。〇〇さん(先輩)より可愛いと思う』とお世話になっている先輩ご本人の目の前で言われた。もう二度と行かないと心に誓った。普段からそんなことを考えられていたのかと思うと鳥肌が立った」(20代女性/管理・事務職)

「可愛いと言われたい」「言われたくない」という話ではなく、その発言を受けて居心地が悪くなるという人がいると気づかない人もいるようだ。そもそも外見的な部分のみで勝手に相手に評価を下すのはいかがなものかとも思うが。

またお酒が飲めないため、食べることに専念していたら"デブキャラ認定"をされたという女性もいる。

「『餌だぞ食えよ』と酒飲みのテーブルの余り物を食べるように強要されたり残飯処理係のような扱いをされたのがとても嫌でした」(30代女性/販売・サービス業)

他に「結婚について言われるのが嫌」という声も少なくない。中には「同性婚が認められたらやってやるよ、って心で思っています」(30代男性/技術職)という声もあがっていた。