わずか80gでもホバリング! Telloは初心者に最適なスマホ簡単操作できるトイドローン

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スマートフォンの普及は、誰でも、どこでも気軽に写真が撮れる時代を生み出しました。
さらにSNSが普及し、スマートフォンで撮影した写真をネット上で共有できるようになると、写真でコミュニケーションする生活が一気に定着しました。

こうしたユーザーにニーズは、スマートフォンのカメラ機能を向上させる原動力にもなっており、現在のスマートフォンは、コンパクトデジタルカメラに匹敵するほどの
・4K動画にも対応する高解像度な画質
・ボケ効果やAIによる撮影が可能な機能
といったカメラを搭載しています。

そして、いま、さらに一歩上の写真や動画を撮影したい人が注目しているのが「ドローン」です。

現在のドローンは、ラジコンのヘリコプターにカメラが搭載されているような機器ともいえます。

ラジコン操作といえば、熟練の技術が必要なほど、非常に難しいものでした。
しかし進歩したドローンの操作は、初心者でも操作が可能なほど簡単になってます。
現在のドローンには、GPSや各種センサーを搭載することで、空中での位置や姿勢を自動で維持できます。
例えば、
手動では難しい空中で同じ場所に居続けるホバリング動作も、現在のドローンは自動で行うことができます。


操作しやすく便利になっているドローンですが、様々な規制があります。
特に住宅密集地である東京のような都会では、屋外で飛行できる場所は、ほとんどないのが実情です。

そのため手軽にドローンを飛ばしたい、遊びたいユーザーに注目されているのが、トイドローンと呼ばれるものです。

トイドローンは、200g以下と小型で軽量なため、航空法による規制は受けません。
とはいってもドローン禁止と明示されている都立公園など、ドローンそのものの利用が禁止されている場所では飛行させることはできません。

それでもトイドローンであれば、
東京のような都市部や住宅密集地でも、許可のとれている私有地であれば屋外で飛行させることができます。
また価格も安く、1万円前後で購入ができるも手軽です。


トイドローンは、各社から様々なモデルが販売されていますが、その中でも、高性能で人気の高いのが「Ryze トイドローン Tello Powered by DJI」(以下、Tello)です。


Tello


Telloは、トイドローンということで本体は小さく、重さはわずか80gです。
軽量であるため、屋外での飛行では風の影響を受けやすいのが弱点です。
飛行させる場所としては、屋内が最適でしょう。

Telloの飛行距離は、
・高度 約10m
・距離 約100mm
搭載されているカメラも角度は固定されています。
移動時の揺れを防ぐジンバルも非搭載のため、振動にも強くありません。
また本体にメモリがないため、撮影した動画や写真はスマートフォンに転送されたデータのみとなります。

本格的なドローンに比べれば、決して高機能・多機能ではありませんが、安定して飛行することができ、スマートフォン専用アプリで手軽に操作できるのが利点です。


Tello専用アプリ




小型軽量ながら、安定したホバリングもできる


実際にTelloを飛ばした動画みていただければわかりますが、
Telloは、ジンバルを非搭載でカメラの角度の変更もできないため、通常のドローン動画のようなバラエティに富んだアングルでの空撮には及びません。
しかし、小型でフットワークよく飛行できる分、工夫すれば楽しい空撮を体験できます。



Tello ドローンビレッジ@八千代市



Telloの良さは、小型であるため、小さな部屋でも飛ばすことができることです。
またドローンを使ったことのない人でも、基本となるドローン操作を習得するのに十分な機能を持っています。

Telloは、
・ドローンに興味のある方
・ドローン操作の基本練習をしたい方
などドローン初心者に最適なトイドローンです。


伊藤浩一