イオンで買い物する人は多いです。仕事柄、レジでの支払方法を見るのですが、イオンではイオンカードや電子マネーのWAONで支払っている人をよく見かけます。

今回は、イオンでのお得な買い方を紹介したいと思います。

イオンカードとは?

まず、イオンカードといえば毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」。イオンカードで買い物すると5%オフになります。また、イオンイオンモール、ダイエー、マックスバリュなどのイオングループの対象店ではイオンカードで支払うといつでもポイントが2倍です。通常、200円につき1ポイント(還元率0.5%)ですから、2倍というと1%還元。

毎月10日の「ありが10デー」もあります。こちらは、イオンカードで支払うとポイントが5倍、つまり2.5%還元とお得です。同じ10日は「ときめきWポイントデー」でもあります。イオン銀行が発行するイオンカードセレクトなどでは、ありが10デー対象外店舗でもポイントが2倍(=1%還元)となるなど、イオンカードは特定日にお得なカードとなります。

株主優待をチェック!

このイオンカードにプラスしておすすめしたいのが「オーナーズカード」です。「オーナー」といっても、店長とかそういうことではありません。イオンの株主優待カードで、株を保有していると送られてくるカードです。

100株持っている場合は、レジでの精算時にオーナーズカードを提示して、イオンカードで支払います。イオンカードの特典に加えて、半年毎に合計金額の3%分が後日キャッシュバックされるというお得な特典が付いているのです。

3%といっても、株は大きく下がったら怖いし...と思われる方も多いでしょう。2018年11月15日の終値は2677円です。1年前は1731円ですから、900円も値上がりしています。900円ですから9万円の含み益です。売却すれば9万円プラスです。

こんなに上がるのも珍しいですので、下がる場合も考えてみましょう。たとえば2015年12月1日は1927円でしたが、2016年2月15日には1393円まで下がっています。含み損としては1株当たり534円ですので、100株持っている場合は5万3400円のマイナスです。5万円のマイナスは凹みますが、2016年12月1日(購入後の1年後)には1581円まで戻っています。つまり、含み損は3万4600円まで回復しています。

この期間に、イオンで毎月3万円ずつオーナーズカードを提示してイオンカードで支払ったとします。年間で36万円の支払額ですから、3%分の1万800円がキャッシュバックされます。

さらに1年後の2017年12月1日(購入後の2年後)には1820円。それでも1万700円の含み損。同じく、毎月3万円ずつイオンで使っていた場合は、2年間で2万1600円がキャッシュバックされていることになり、株を売却したとしてもキャッシュバックの方が上回ります。

株は、含み損があったとしても、売却しなければ損は確定しません。その間に、3%のキャッシュバックを受け取ることができますので、長期間で株を保有する覚悟で買ってみてください。

株は怖いと言う場合はWAON POINTカードを活用!

それでも、「株は怖い」と言う場合は、WAON POINTカードの活用をおすすめします。WAON POINTカードとはイオングループ店舗での買い物時に、現金でもポイントを貯められるイオングループの共通ポイントカードです。

このWAON POINTカードも実は毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」や毎月10日の「ありが10デー」の利用が可能です。支払時に、楽天カードやYahoo! JAPANカードなどを使うと実はイオンカードよりもお得な還元率となるのです。

イオンでポイント3倍になる「OMCカード」やJALカードなど、イオンが特約店になっているクレジットカードを決済時に利用すると、さらにお得に買い物ができますよ。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。