<前編>新しい挑戦に怖さはあるけど、「届けたい」気持ちが勝つ。表現者・鈴木拡樹のプライド

声優に教養番組、トークのMCに実写映画まで、鈴木拡樹を舞台以外で目にする機会は飛躍的に増えつつある。「勉強の年でした」というのが当人の弁。“成果”の大きさを考えれば謙虚すぎる答えだが、成功におごらず、どんな壁を前にしても動じず静かに己に向き合う――これこそ、彼を2.5次元の世界のトップに押し上げ、外の世界に羽ばたくチャンスをもたらした最大の資質と言える。

撮影/祭貴義道 取材・文/黒豆直樹 制作/iD inc.
スタイリング/中村美保 ヘアメイク/工藤有莉
衣装協力/ニット、パンツ(H&M:tel. 0120-866-201)、靴(BICASH:tel. 03-3871-1855)【1ポーズ目】
(VARISISTA Global Studio:tel. 03-5638-9771)【2ポーズ目】

稲垣吾郎と初共演。気遣いと温かいアドバイスに感動した

取材が行われたのは10月末。あと10日ほどで出演舞台『No.9 −不滅の旋律−』の幕が開けようとしているタイミングだった。稲垣吾郎を主演に迎え、偉大なる音楽家・ベートーヴェンが最後の交響曲『第九番』を生み出すさまを描いた本作。鈴木は今回の再演からの出演で、ベートーヴェンの末弟を演じている。
『No.9 −不滅の旋律−』の稽古が佳境に入ってきている時期かと思います。
昨日、通し稽古が行われまして、初演よりも進行が早いようで「この時点で通しができてよかったね」と聞いてホッとしてます。どうしても「初演はどうだったのか?」と考えちゃうんです。これまで、再演から参加させていただく機会はあまりなかったので、いつもと違う感じはありますね。

もちろん、初演を超えたい思いはあります。でも初演が人気だったからこそ再演があるわけで。実際に入ってみて、みんなで作り上げてきた“温かさ”を感じるんです。初演時にお客さんもそれを感じたんじゃないかと思うので、そこはしっかり出していきたいなと思っています。
座長の稲垣吾郎さんとご一緒されてみていかがですか?
いやぁ、もう気遣いがスゴい方ですね。僕だけでなく、みんなのことを常に気遣ってくださるんですけど、助言ひとつ取ってもナチュラルなんです。「初演ではこうやってたけど、今回は君がやるんだから」とおっしゃってくださって、すごくありがたいですね。
11月に初日を迎えて、年をまたいでさらに公演が続くというのは、昨年の『髑髏城の七人 Season月』に続いてですね。
そうなんですよ。先ほど、メイクをしながら「今年の頭って何してたっけ?」と考えていて、思い出しました(笑)。年をまたいだことで、仕切り直しと言いますか、もう一度、改めて作品について考え直すきっかけになったんです。

長い公演が始まってから終わるまでの過程で、作品そのものが生きもののように成長していくのをすごく面白く思えました。今回の舞台でもそういう感覚を味わえたらいいですね。

『髑髏城の七人』で、役を比べられる怖さも楽しさも知った

鈴木拡樹の2018年は『髑髏城の七人』で幕を開けた。昨年11月下旬に開幕し、2月の下旬に閉幕するという3ヶ月のロングラン。鈴木が出演した“Season月”<下弦の月>は、声優の宮野真守を主演に迎え、鈴木以外にも廣瀬智紀、松岡広大ら2.5次元で活躍する役者をキャスティングしたことで、劇団☆新感線×2.5次元の融合としても注目を浴び、従来の新感線ファンとは異なる層が劇場に足を運んだ。
ここから2018年を振り返っていきたいと思いますが、まずは何と言っても『髑髏城の七人』です。同作への出演は、鈴木さんにとってどういう経験だったのでしょう?
この作品に携われたことはただただ幸運だったと思います。公式に決まっているわけではないと思いますが『髑髏城の七人』は約7年ごとに上演されてきたそうで、今回の周期で貴重な機会をいただけたのは本当にうれしかったです。

今回の別のシリーズや、7年前…さらにもっと前にこの演目を見た人がどう感じるのか? 一方で新しい方々にも楽しんでいただきたい。その両立のために、これまでの良さを残しつつ、新しいものを自分たちで作っていく。それはいまの『No.9』にもつながっている大きなテーマでした。
鈴木さんが演じた天魔王は、主人公・捨之介のかつての盟友であり最強の敵。本作における“陰の主役”とも言える重要なキャラクターで、これまで古田新太さん、市川染五郎さん、森山未來さん、早乙女太一さんら錚々たる方が演じてきました。
もうね、比べようにもあまりに素晴らしい方々で、逆に踏ん切りはつけやすかったですね。「ハジけなきゃ、僕はこの作品に何も残せないんだ」と。いまの自分の100%じゃダメで、100を超えないといけないという意識でした。

先ほども言いましたが、再演で役をいただく機会がこれまでほぼなかったので、比べられる怖さも楽しさも何もわからない状態でやっていて、その両面が知ることができた気がします。改めていま、別の公演の天魔王を見ると、よりリスペクトがわいてきます。
従来の新感線や『髑髏城』のファンの方に、2.5次元作品や鈴木さんのことを知ってもらえる機会にもなったと思いますが、反響はいかがでしたか?
新しい声をいただけました。「劇団の初期の頃を思い出した」という声もいただきまして、とくに「Season月」に関しては、若き日の「のぼってやるぜ!」精神を感じていただけたのかなと。歴代の作品を見てきた方々にそう言ってもらえたのはうれしいことでした。
逆に、2.5次元のファンにとっても「鈴木拡樹が新感線に…」という感慨があったかと。
これまで新感線という名前は知っていたけど、見に行く機会がなかった人たちに、一歩を踏み出していただけたのはすごくうれしいです。いろんな作品にトライしてもらえるきっかけにもなったんじゃないかと思います。

声優、バラエティ…可能性があるならやってみようと思えた

『髑髏城の七人』以降も、数々の舞台に出演。加えてディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』では日本語吹替版の声優に挑戦し、教養番組『マリーの知っとこ!ジャポン』(NHK Eテレ)では日本の文化を伝える“ギャブリエル”に扮し、『2.5次元男子推しTV』(WOWOW)ではMCを務めるなど、舞台以外のジャンルでの活躍も目立った。
今年は舞台だけにとどまらず、さまざまな活動をされていましたね。
本当に「勉強の年」だったなと思いますね。外の世界に触れて、これまで限られた世界の中でやってきたんだなと改めて実感しました。「まっさらな気持ち」と言いたくなるくらい、ゼロからいろんな発見をさせていただきました。

まず発見がないと、自分が何を「直したい」のかもわからないんですよね。いろんなことに挑戦させていただいたからこそ、そういう発見を得られて、すごく大きな経験になりました。
なかなか選ぶのは難しいかと思いますが、もっとも印象的だったことは?
劇団で長くやってこられた演出家さんと一緒にやれたことですかね。その劇団の“イズム”に触れることができたし、それこそ声のキーから入られる方もいれば、嘘なく動いていることを重視して「いま止まったね」、「流れたね」と指摘してくださる方もいたり。

逆に「お芝居なんだから、いかに嘘を嘘じゃなく見せるかが大事なんだ。しっかり嘘をつけ」とおっしゃる演出家の方もいたり、現場ごとの要求に応えないといけないわけで“瞬発力”を磨く必要性を感じました。
『マリーの知っとこ!ジャポン』など、バラエティ色の強い番組の仕事はいかがですか?
まず、感じたままを素直に言いますと、僕自身も(オファーは)意外でした(笑)。「え? 僕?」って。ただ「鈴木拡樹がこんなことをしたら?」と想像していただけるのは幸せなことですよね。

「やらせていただくことで勉強してみよう」、「それ自体が何かにつながるかもしれない」って考えるようになって。いわば“可能性探し”ですね。いまはとくに、いろんなものにしがみつこうとしているんだと思います。
その心境の変化はどのように生じたんでしょうか?
『髑髏城』もそうですけど、幅広い役者さんと出会うことで「もっと世界を広げたい」と自然に思えたんですよね。周りのみなさんを見ながら、何が勉強になるのかわからないから、まずは経験を!という気持ちになりました。
ファンにとっては、鈴木さんをEテレのレギュラーで見られる日が来るなんて…といううれしい驚きだったかと思います。
『マリーの知っとこ!ジャポン』は「楽しくやってください」と言われて、楽しんでます。そういう気持ちで携われてよかったですね。「勉強」とだけ考えてると、頭でっかちになってしまうものですが、子どもも見る可能性もある番組ですし「楽しい」という感覚が伝わればいいなと。
退屈な日々を過ごす王女マリーちゃん(秋本帆華)に日本の文化を説く、イケメンの家庭教師・ギャブリエルという役どころですが、あの番組でも役を「演じている」んですか? それとも素の鈴木拡樹としている部分もあるんでしょうか?
いま、そう言われて考えてみると、自分では役を演じているつもりだったんですけど、楽しんでいる“素”の部分はおそらく自分なんでしょうね。
そして、10月26日からシーズン3が放送中の『2.5次元男子推しTV』では、毎回ゲストを迎えるMCを務めてらっしゃいます。
自分がMCをすることに、やはり最初は「どうなんだ?」と不安もありましたが、何より2.5次元を広く紹介することができるということもあって、やらせていただくことになりました。

最初はどうしていいかわからない状態だったんですが、回を重ねていくうちにゲストの役者さんにフォーカスを当てるようになってきて、面白くなってきましたね。最初は「2.5次元をどうやって知ってもらうか?」という意気込みだったんですけど…。
ゲストの素顔を知ってもらうコンセプトに変化してきた?
そうなんです。「この人はどんな人か?」、その魅力を知ってもらうほうがいいんだなと。僕自身の興味がゲストの俳優さんを知ることに自然とシフトしていきました。

役者を始めるきっかけの話とか、とても面白いんです。すごくドラマチックな人もいるんですけど、たいがいはそうでもなくて(笑)。楽屋で話してても面白いけど、カメラが回ってることで、すごく深い部分が見えてきたりするんですよ。
舞台に出るときとは準備も含めて、やはり意識はまったく違いますか?
最初はそうでした。どう展開していくのがいいのか? オンエアの時間によってはテンションを変えたほうがいいのか? とか考えて、いろいろリサーチして、いろんな番組を見ました。そりゃ芸人さんみたいにやれたら万人ウケするし面白いけど、芸人さんじゃないし…とかゴチャゴチャ考えて…(笑)。

それを考えること自体は、番組としっかり向き合おうとしていたわけですから良かったと思いますが、いま思うと「固すぎるわ!」って(笑)。まあ、いつもそうなんですけどね…。中途半端にやりたくないから構えちゃう部分もあったし。でも構えすぎなんですよね(苦笑)。
真面目な性格が思いきり表れていますね(笑)。
それ込みで楽しんでいただけたら幸いです(笑)。

趣味のランニング中にも、つい作品のことを考えてしまう

こうした活動の一方で、相変わらず1年を通してほぼ舞台の公演が詰まっている状況でした。
でも今年は長期公演が多かったので、本数に関しては、例年と比べると圧倒的に少ないんです。何かちょっと、寂しいなと思うところもあったり(笑)。
ひとつの公演が長くなっただけで、稼働日数は同じくらいかむしろ増えてますし、いつ休んでるのか不思議なくらいですが…。
若い頃は2週間、もっと少ないと1週間くらいの稽古で役を作り上げないといけないということを経験してきているので、これだけ時間をしっかりと使って、話し合いながら作り上げていく面白さを実感することはできたなと思います。

先ほども話しましたけど、長期公演のあいだに成長することもあれば、一度、ものすごく悩む時期がきたりもするんです。そういう刺激もアリなんだなって思いますね(笑)。
悩みや葛藤をも楽しんでいる?
迷ってるときも、迷っているなりに「そんな状態のまま舞台に立ちたくない!」と吹っ切ってしまうときもあります。何かをつかみ始めたときの集中力――周りの言葉に耳を澄ませて「いま自分の身体が感じるものは何なのか?」と全身で吸収するような感覚になる瞬間もあります。

「いままでで一番素直だったかも」と思える日もあるけど、じゃあそれが本当にベストだったかというと、そこはお客さん次第ですし(笑)。でもついその日の自分を追いかけちゃう悪さも持ってたり。だから「あの感覚を覚えておきつつ…」と言い聞かせたり…いろんな葛藤がありました。
長期公演に出演されたからこその発見ですね。
舞台『刀剣乱舞』も6月から7月の長期でしたけど、それこそ地方公演に入ってから、みんなで食事に行って、初めて物語の解釈を話し合う機会があったんです。

その段階になって「え? そういうことだったの?」という部分もあって、それから芝居に変化が生まれたのを感じたし、逆に「いや、あれは聞かなきゃよかったかも…」と思うところもあったりして(笑)。
初歩的な質問ですが、これだけずっと何かしらの公演が入っていると、オフのときも常に芝居のことを考えているんでしょうか?
ふとしたときに「あ、考えてるな」って気づきますね。趣味のランニングの最中に、ついつい作品のことを考えているケースが多いです(笑)。いつもそうなんですけど、今年はとくに悩む時期が多かったからこそ、走りながらずっと考えごとをしていた気がします。

あと、寝ているときも考えてますね。朝、起きたらすごく疲れてることがあります(苦笑)。そうやって(オンとオフの)境目がなくなってくると「どうしよう?」と思うけど、心配しなくても落ちるときはストンッと眠りに落ちちゃうんですよね(笑)。

“くやしさ”は常に付きまとう。「そういうときは乱れます(笑)」

こうした取材の場でもそうですが、どんな状況でも常に高いレベルで落ち着きを保っているのを感じます。それはとくに意識されているんでしょうか?
わからないですが、それは役者の仕事を始めたからだと思いますね。役者ってどうしても自分と向き合うんです。あくまで僕の話ですが、役者を始める前は、そこまで自分がどういう人間か?なんて考えたことはなかったです。「自分は不器用だな」くらいの認識しかなくて(笑)。

でも、役者の仕事を始めたことで、他人から聞く自分の印象だったり、演じていく中で持っている癖なんかもわかってくるわけです。「常に自分と向き合っている」、「常に自分が自分を見ている」というのが安定の理由なのかなって思いますね。
感情を乱したりすることはないんですか?
「くやしい」という感情はすごくありますね。打ち上げとかの場では「あぁ、この作品をやれてよかった」とか「いい作品になったな」とか思うんですけど、終わってからしばらく経ってふと振り返ったときに、できてなかった自分が見えてくるんです。

そういうときはものすごいくやしさに襲われますね。くやしさって、常に付きまとってくる感情だと思いますし、そういうときは乱れますよ(笑)。
たとえば「休みてぇ!」と感情が爆発したりすることは…?
「くやしい」も「休みてぇ」もどちらも突発的なものなので、そういう感情って短期的なんですよね。だから乗り越えちゃえばわりと大丈夫なんです(笑)。働き続けるというのは、ある程度慣れだと思うし、それはそれで経験しておいていいことだなと思います。
スケジュールが詰まっているのを見て、イヤになったりはしないんですか?
そういう気持ちもどこかでちゃんと、自分でコントロールしているんでしょうね。

あとは、純粋に「楽しい」と思える瞬間がたくさんあるのも事実です。だから(苦しいのと楽しいのを)両方ともきちんと感じつつ(笑)、やれているんだなって思いますね。

30代で新たなスタート。学び直しているような気持ちに

来年で34歳。30代も半ばに差し掛かろうとしていますが、30代はどんな時期だなと感じていますか?
20代後半くらいから「30代になったらどうなってるか?」という質問はたびたび受けていて、そのときは何となく予測しながら「いやぁ、そんなに変わるんですかね?」とか言ってたんですよ。全然、わかんないので(笑)。

でも、実際に現場での立ち位置も変わってくるし、頼られる瞬間も増えてくる。これまで、わりと先輩も後輩も座組の中にいて、“真ん中”でやってきた人間ですが、そうじゃなくなる感覚も30代になって味わいました。
なるほど。
意外だったのは、20代で本当に何もわからないままこの世界に飛び込んだので、最初のうちはいろんなことを学ばないといけなかったんですけど、改めて30代になってみて、その頃と同じくらい、学ぶことが多いんだなということ。

(芸能界に入って)ゼロからすべて学んだので、そこがスタートかと思っていたら、30代になって新たなスタートというか。ゼロからもう一度、学び直しているくらいの感じです。40代でまたこれが来るのか?と思うと怖いですが、今回の経験があるので次はもっと楽しめそうな気もしますね(笑)。
先ほど「座組の“真ん中”じゃなくなる感覚を味わった」とおっしゃっていましたが、若い世代の台頭により立場が変化していくことはどう受け止めていますか?
相談されたりすることに、自分の中で「え?」とものすごい違和感を持っていたんですけど(笑)、でもよく考えたら、気づけばデビューからもう10年以上過ぎているんです。

漠然と「いまできないことをクリアしていくんだ」って思いで10年やってきました。いや、自分としてはまだまだそのスタンスでやっていこうと思ってたのに、下の子たちから「こういうとき、どうしたらいいんですか?」って聞かれて「いや、いまこっちも開拓してんだよ!」って(笑)。
他ジャンルに進出していくうえで「先駆者であろう」という意識はお持ちですか?
2.5次元の枠から他のジャンルへと進んでいく人は以前より増えましたが、まだまだその経験は貴重なんですよね。だからこそ、自分の成長だけでなく「こういうこともあるんだよ」と自分の経験を伝えていくことは必要だと思います。

今後、いろんなジャンルで活躍することになるだろう若い子も多いし、2.5次元というジャンルごと成長していかないといけないと思いますね。それは30代になっていろんなところから声をかけていただけるようになって、改めて気づかされました。

2018年は意外なことの連続。2019年は何も考えないスタンスで

2019年は実写映画『刀剣乱舞』の公開、手塚治虫さん原作の『どろろ』の舞台、さらに同作のアニメ版でも声優を務めるなど、まだまだ新しい挑戦が控えています。どんな1年にしたいですか?
今年が意外なことの連続だったので、来年は何も考えないスタンスでいようかなって思っています(笑)。「何が来るか?」に関しては考えず、楽しみにしていたいですね。

さらに新しいことに出会えるかもしれないし、今年出会ったものを極めるチャンスが来るかもしれない。前向きであることは変わらずにやっていきたいと思います。
確実に新しい挑戦が訪れることになるかと思いますが…。
うれしいし、楽しみですけど、やっぱり怖いものですねぇ(笑)。
そういう“怖さ”をいつもどうやって乗り越えているんでしょう?
正直、最初は怖いです。舞台も必ず初日は来ますし。でも人間、不思議なもので覚悟を決めることで、怖さを払拭できるんですよね。ものによってどの段階で覚悟を決められるかはいろいろですが、やはり表現者ですからその瞬間、「怖い」よりも「届けたい」という気持ちのほうが大きくなるんです。
その「スイッチ」は自分で入れるものなんでしょうか?
そうですね。「なるようにしかならない」と自分で腹をくくるしかないんです。知識も技量も経験もないけど、それでも届けなきゃいけない。見てくれる人がいるんだから「腹くくるぞ!」ってスイッチを入れています。
この「感情を乱さない男」に揺さぶりをかけるべく、【究極の選択】を敢行! あす公開の後編記事では「“10年前の自分”と“10年後の自分”、会うならどっち?」、「メイド服とチャイナドレス、1ヶ月着続けるなら?」など、直球、変化球を織り交ぜたさまざまな質問で、いまだ知られざる(?)鈴木拡樹の素顔をさらに掘り下げていきます!
鈴木拡樹(すずき・ひろき)
1985年6月4日生まれ。大阪府出身。AB型。2007年、ドラマ『風魔の小次郎』(TOKYO MXほか)で俳優デビュー。2009年には『仮面ライダーディケイド』(テレビ朝日系)で剣立カズマ/仮面ライダーブレイドを演じる。舞台では、『最遊記歌劇伝』シリーズ、『刀剣乱舞』シリーズなど、次々と話題作に出演。舞台『弱虫ペダル』シリーズ、および実写ドラマ版(Season1)では荒北靖友役を演じた。2017年から2018年にかけて、劇団☆新感線の『髑髏城の七人』Season月<下弦の月>では天魔王役を務めた。現在は、舞台『No.9 −不滅の旋律−』が1月14日まで公演中。2019年は、1月放送開始のテレビアニメ『どろろ』で声優を務めるほか、3月からの同作舞台にも出演。主演を務める『映画刀剣乱舞』も1月18日から公開となる。

出演作品

舞台『No.9 −不滅の旋律−』
【東京公演】公演中〜12月2日(日)@TBS赤坂ACTシアター
【大阪公演】12月7日(金)〜12月10日(月)@オリックス劇場
【横浜公演】12月22日(土)〜12月25日(火)@KAAT神奈川芸術劇場
【久留米公演】1月11日(金)〜1月14日(月・祝)@久留米シティプラザ
http://www.no9-stage.com/index.html
『2.5次元男子推しTV シーズン3』
第3回 12月21日(金)20:15〜WOWOWにて放送
https://www.wowow.co.jp/detail/113371
『映画刀剣乱舞』
2019年1月18日(金)ロードショー
http://touken-movie2019.jp/
テレビアニメ『どろろ』
2019年1月放送開始
https://dororo-anime.com/
舞台『どろろ』
【大阪公演】2019年3月2日(土)〜3日(日)@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【東京公演】2019年3月7日(木)〜3月17日(日)@サンシャイン劇場
【福岡公演】2019年3月20日(水)@ももちパレス
【三重公演】2019年3月23日(土)@三重県文化会館大ホール
https://www.dororo-stage.com/

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、鈴木拡樹さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2018年11月29日(木)12:00〜12月5日(水)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/12月6日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから12月6日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき12月9日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
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