「黒門」周辺が一番の紅葉スポット

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1624年に黒田長政の三男・長興により整備された秋月城。現在は「秋月城跡」(朝倉市・秋月)として残り、旧城下町一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。今も残る美しい景観から"筑前の小京都"と称される人気観光地だ。例年、11月中旬から紅葉が見ごろに。歴史ロマン溢れる町並みを横目に紅葉散策に出かけよう。

【写真を見る】約400年の歴史がある「黒門」。漆黒の門に赤や橙の葉を付けた木々が映える

■ 今年のピークは11月下旬!秋月の紅葉は見惚れるほどの美景

「秋月城跡」は朝倉市の中心部から離れた静かな山間部にある。11月下旬ごろから絶好の紅葉シーズンを迎え、カメラ片手に訪れる人も多い。また近年増えている外国人観光客も日本ならではの秋景色にうっとり見惚れているのが印象的だ。

城跡まで続く約500mの道は、「杉の馬場」と呼ばれるメイン通り。江戸時代までは杉の木が並び、武士たちが馬術の腕を競い合った場所。今では春は桜、秋にはカエデやイチョウが鮮やかな、福岡を代表する名勝地になっている。

秋月城跡の瓦坂、その先の長屋門などの史跡を艶やかに染める様にうっとり。晩秋は落葉が苔むした石垣や地面に広がり、紅&黄色の絨毯を作り上げる。

長屋門と同じく、県指定有形文化財の「黒門」周辺もビュースポット。周辺には約20本のカエデが生え、漆黒の門に紅葉が見事にマッチ。シーズン中は「杉の馬場」に露店がズラリと並び、紅葉狩りとともにご当地グルメや土産、特産品の買い物も楽しめる。

[紅葉DATA] 見頃:11月下旬〜12月上旬 / 観賞時間:終日開放※明るい時間帯に観賞がオススメ / 休み:無休 / 料金:入場無料 / 木の種類:カエデ、イチョウ / イベント:なし

[秋月城跡] 福岡県朝倉市秋月野鳥663 / 0946-52-1428 / 駐車場 約120台(1日400円、普通車) / 車=大分自動車道甘木ICより約20分(九州ウォーカー・J.9)