クリスマスシーズンに差し掛かり、各地でイルミネーションの光が夜の街を照らし出している。毎年の冬のイルミネーションがすっかりお馴染みの光景となっているが、今ネット上ではJR名古屋駅近くに新たな名所ができたと話題になっている。


名古屋駅前のイルミネーションがあの野菜に見える?(画像提供:JR東海)

名古屋駅東口タクシー乗り場付近にある2本の樹。一見すると、ごく普通のイルミネーションに見える。しかし、上の画像をもう一度よくご覧頂きたい。

だんだんと光り輝くブロッコリーに見えてこないだろうか?


これはブロッコリー(Susan Slaterさん撮影, Wikimedia Commonsより)

「予想以上にブロッコリー」

話題の発端は、ツイッターに寄せられたこんなツイートだ。

これにはネット上で、

「名古屋駅名物『光るブロッコリー』」
「予想以上にブロッコリー」
「マヨネーズつけて食べたい」

との声が上がり、「もうブロッコリーにしか見えん」といった人が相次いでいる。

Jタウンネット編集部は2018年11月27日、名古屋駅のイルミネーションを手掛けたJR東海の広報担当者に話を聞いた。

今回の装飾はJR東海らグループ会社によって実施され、タクシー乗り場だけでなく、名駅通り沿いやJRゲートタワーの巨大クリスマスツリー、JRセントラルタワ-ズ・JRゲートタワーの館内施設などで装飾をしているという。

ツイッター上で、タクシー乗り場の装飾が「ブロッコリー」のようだと言われていることに対して担当者は、

「名古屋駅ではゲートタワー入口にあるクリスマスツリーは注目されやすいが、街路樹の装飾にも目を向けていただけたことを、嬉しく感じている」

と、意外な注目に驚いていたようだ。装飾をする際に多少なりともブロッコリーの造形を意識していたのか聞くと、

「元々あった樹木にLEDを巻き付けたものであり、意識はしていなかったが、ブロッコリーと表現して、親しんでもらえるのはありがたい」

と、ブロッコリーデザインは偶然生まれたものだったよう。

イルミネーションは17年のJRゲートタワーの開業を機に始められたもので、今年で2回目の実施。担当者は、

「今後も名古屋駅周辺地区全体の更なる賑わいの創出に貢献できればと考えている」

とのことで、今後の実施に期待を寄せた。