2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)の掲示板「ハード・業界板」こと通称「ゲハ」。ここには、好きなゲーム機メーカーによる派閥のようなものがあり、それぞれの陣営が互いを攻撃しあう謎の文化が続いている。

通称「ゲハ戦争」。長らく続くこの争いにケリをつけるべく、Jタウン研究所では「あなたの好きなゲーム機メーカーは?」というアンケート調査(11月11日〜11月20日、総得票数1914票)を行った。はたして、その結果は――。

まさかの結果に編集部も驚き


「ゲーム機メーカー、どこが好き?」全国地図と円グラフ

上の図表は、全体の得票数を表した円グラフと、都道府県別のトップをメーカー別に色分けした日本地図だ。正直、Jタウンネット編集部のメンバーも驚きを隠せなかった。

まずは全体の結果から見ていこう。圧倒的な票差で総合トップに輝いたのは「Xbox」シリーズで知られるマイクロソフト。全1914票中912票を獲得、過半数に近い47.6%を占める結果となった。

2位は「プレイステーション」シリーズのソニーで、558票(29.2%)を獲得。ちょっと意外かもしれないが、「ファミコン」「Nintendo Switch」などでお馴染みの任天堂は372票(19.4%)どまりで、3メーカーの中では最下位という結果だった。

続いて、都道府県別の結果をみよう。

全体のほぼ半数を占めたマイクロソフトは、大票田の東京をはじめ18の地域でトップを獲得。そのほかにも、愛知・大阪・福岡でも他を大きく離して首位に。全体として、大都市圏で強い傾向がうかがえた。

全体の得票数ではソニーに後れを取った任天堂だが、地域別では15のトップを獲得し、11地域で首位のソニーを上回る結果に。四国4県を制覇するなど、主に地方から支持を集めていた。

ただ任天堂は、お膝元の京都でもMS・ソニーに惨敗するなど、都市圏での得票が大きく伸び悩み、総合では最下位に沈むことに。一方、ソニーはトップ県こそ少なかったが、投票数の多い都市部でもMSに次いで堅実に票を獲得し、全体2位となった。

セガ、アタリ、コモドールなどが含まれる「その他」という選択肢にも岩手県と新潟県で1位となるなど、根強い人気がうかがえた。