Gmailの送受信ができなくなった原因は容量不足! 不要メールをサクッと整理する便利な管理術

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最近は連絡やメッセージでLINEやFacebookなどSNSを利用する人のほうが多くなりましたが、仕事などの連絡では、まだメールを使うことも多くあります。

メールにもいろいろな種類がありますが、便利なのがWEBメールです。
WEBメールとは、特別なアプリなどは不要で、パソコンのブラウザで利用ができます。
また、スマートフォン専用アプリが用意されているサービスもあります。

WEBメールの代表的なサービスといえば、Googleが提供するGmailです。
Gmailは、無料で利用ができるだけでなく、パソコンのブラウザや、スマートフォンのアプリでの利用ができます。

Gmailは無料で利用できるのですが、無料で使えるデータ容量が15GBとなっています。このためGmailを長く使っていると、メールを保存する容量が不足してしまいます。
保存できる容量を使い切ると、メールの閲覧や送信・受信もできなくなってしまいます。
容量を増やすこともできますが、有料となるため、悩ましいところです。

今回は、Gmailを無料のまま快適に運用するための容量管理方法を紹介します。


Gmailのパソコンのブラウザの画面(Windows 10のChromeで表示例)



Gmailアプリの画面(Androidスマートフォンで表示例)


Gmailを無料のまま運用するためには、保存する容量を15GB以内に収まるように、メールを管理する必要があります。

既読メールを常に削除していれば、容量が足りなくなる問題は発生しません。
しかし多く人の場合、既読メールも全て保存していると思います。

つまり保存しているメールの中から、削除するメールを選択して、削除する。
この作業が必要になります。

では、どのメールを削除すればいいのか?

1つめの選択方法が、「古いメール」です。
Gmailの検索欄で、
「before:日付」(例、before:2017/12/31)
などと入力してみてください。
すると、入力した日付以前のメールが一覧で表示されます。

メールを削除するには、
・メールの左先頭の□マークのアイコンから「すべて」をクリックして選択
その後、削除を実行すれば、一定の日付前のメールを一括で削除できます。


Gmailの検索欄に「before:2017/12/31」と入力して選択した例


2つめの選択方法が、保存容量の大きな「添付メール」です。
添付メールは通常のメールに比べて、非常にデータ容量が大きいため、不要な添付メールを削除することで、容量の空きをつくるのに効果があります。
Gmailの検索欄で、
「larger:容量」(例、larger:5M)
と入力してみてください。
すると、その容量以上の添付メールが一覧表示されますので、古いメールを削除する場合と同様にすべてを選択し、一括で削除できます。


3つめの選択方法は、「未読のメール」です。
未読のまま放置しているメールは、たいてい不要なメールといえます。
Gmailの検索欄で、
「is:unread」
と入力しみてください。
すると未読メールだけを検索し一覧表示されますので、日付や容量での削除と同様に選択して一括で削除できます。


このようにGmailのメール検索を利用して、不要なメールを絞り込むことで、
・不要なメール
・容量を無駄に消費しているメール
などを一気に削除できます。

Gmailは、こうしたメンテナンスを定期的に行うことで無料容量の15GB以内でも快適に使い続けることができます。

もしメールを削除したくない、という場合は、
Google Oneの有料プランに移行することで、メール容量を増やすこともできます。
・100GBまでが、年間2500円
・200GBまでが、年間3800円
・2TBまでが、年間13000円
となります。

便利なWEBメールですが、容量が一杯になると、メールの受信ができなくなってしまいます。定期的なメンテナンスをお勧めします。


伊藤浩一