現役引退を表明したリッポン【写真:Getty Images】

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平昌五輪の団体銅メダル獲得に貢献、リッポンの引退を米メディアが報道

 フィギュアスケートで平昌五輪団体銅メダリストのアダム・リッポン(米国)が競技からの引退を表明した。複数の現地メディアが報じている。

 11日に29歳となったばかりのリッポンが、大きな決断を下した。米フィギュア専門誌「IFSマガジン」が公式ツイッターで「アダム・リッポンは今日、フィギュア選手として引退することを表明した。人生において、新しい一歩を踏み出す彼の全ての成功と幸せを世界中が願っている」と報じている。

 世界ジュニアを2連覇して以来、世界の第一線で活躍を続けたリッポン。シニアでは2009-10シーズンに四大陸選手権で優勝。2015-16シーズンには全米選手権も制している。グランプリファイナルにも2年連続出場を果たした。

 今冬の平昌五輪では団体銅メダル獲得に貢献。男子シングルでは10位だった。2015年には同性愛者であることをカミングアウトしたことでも知られている。

 美しいスケーティングで日本でもファンも多かったリッポン。今後もスケート界とは関わっていくようだが、競技者としてはピリオドを打つことに決めた。(THE ANSWER編集部)