今シーズンから1部に昇格したものの、いまいち調子が上がらずにリーグ15位と停滞しているニュルンベルク。ベルギーのヘントから加入した久保裕也も、リーグ戦には度々出場しているものの、得点が生まれずに苦しんでいる。

 代表ウィークに突入した今週末は、リーグ戦がお休み。そんななか、ニュルンベルクはチェコ2部リーグのウスティとテストマッチを実施した。公式サイトがハイライト動画とともにその様子を公開している。

 この試合では、負傷で戦列を離れていたミカエル・イシャクが復帰。しかも開始2分で先制ゴールを決めている。次いでティモシー・ティルマン、エドガル・サッリもゴールを決めるなど攻撃陣が躍動し、前半だけで3-0とウスティを突き放した。

 メンバーを大幅に入れ替えて後半に臨んだニュルンベルクは、59分に1点を返されたものの、75分に久保裕也が4点目となるゴールを決め、ふたたびリードを3点に広げた。

 左サイドからドリブルで切り込み、DF2枚を背負いながらもゴール左隅ギリギリを狙った久保の一撃を、公式サイトは「正確で完璧なシュート!」と称賛。90分にはウスティにふたたび1点を返されたが、試合は4-2でニュルンベルクが勝利を収めた。

 リーグ戦では未だ無得点と不振が続き、レギュラーを外れる機会が増えていた久保。だが、指揮官のミヒャエル・ケルナー監督が「リーグ戦の休止期間に彼らしさを取り戻すだろう」とコメントしていた通り、確実に復調の兆しを見せはじめている。

 ニュルンベルクはリーグ戦が再開する11月24日(現地時間)、シャルケと対戦する。