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格安SIMを選ぶにあたっては料金だけでなく通信速度が重要なポイントになるが、個人のユーザが実機を使って購入前に試す機会はほぼ皆無で、口コミなどの情報も測定条件がバラバラで複数事業者の比較には適していない。また最近はHTTPS対応サイトも増えているが、事業者が公開している通信速度データではこれらの扱いについての表記が曖昧なことが多く、必ずしも実態を表していないとの指摘も少なくない。

こうした場合に重宝するのが、複数の格安SIMを用いて測定を行い、通信速度をリアルタイムに可視化してくれるサービスだ。個人運営やそれに近いサービスもあり、データの正確性については未知数な部分もあるが、測定方法や測定場所などの条件によく目を通した上で、複数サイトの結果を組み合わせるなど工夫すれば、判断の一助となることは間違いない。

今回はこうしたサービスの中から、月に一度、週に一度といった手動測定ではなく、最低でも数時間刻みでデータを取得している、実質的にリアルタイムでの測定と呼んで差し支えないサイトを集めてみた。格安SIMの購入を検討しているユーザにとっては心強いサービスであり、うまく使いこなしてほしい。なお以下のデータはすべて11月18日8時現在のサイト上の情報に基づいており、対象となる格安SIMや測定方法などは随時変更される可能性がある。

○格安SIM (MVNO) の通信速度測定

「格安SIM (MVNO) の通信速度測定」は、eConnect Japanが運営する「keisoku.io」が提供。Zenfone 3 Laserを用い、独自構築の速度計測アプリで1時間毎(昼の混雑時間帯は15分毎)に測定を行っている。測定場所は「神戸市中央区」。現在は26ブランドが掲載されており、各ブランドごとの速度を折れ線グラフで表示し、朝昼夜それぞれの平均速度を記載するほか、過去1週間の任意の日付についてデータを確認できるので、特定の曜日の傾向を探るのにも役立つ。グラフ表示はブランド別だが、横軸の値は固定されているため比較は容易。以前は上り方向の速度も表示していたが、現在は下り方向のみ。

○格安SIMの通信速度の比較

「格安SIMの通信速度の比較」は、サイト「格安SIMとスマホ比較」が運営。主にnova lite 2を用い、自作アプリを用いて通信速度(HTTPS速度)、通信回線の反応速度と安定性、YouTubeの通信速度、複数のWebサイトの読み込み速度、SNS系サービスの読み込み速度などの項目を測定している。間隔は15〜2時間刻みで、深夜から早朝にかけては測定を休止しているようだ。対象は格安SIM35枚およびドコモ回線で、測定場所は「東京の一般的な住宅街」。HTTPではなくHTTPSを測定対象としていることが売り。グラフ表示は横軸の値がそれぞれ異なるため、比較の際は注意する必要がある。方向は下りのみ。

○SIMW(シムゥ)

「SIMW(シムゥ)」はXERAが運営。iPhone 6sを用い、Safari上で10〜15分間隔で測定している。対象は7ブランドで、測定場所は「東京都新宿区のある場所」。全ブランドの結果をひとつのグラフで表示しているため比較検討に適しており、チェックを外すことで特定のブランドを非表示にすることもできる。期間は「過去24h」「昨日」「一昨日」「過去1週間」「過去1カ月」「過去1年」から選択可能なほか、下り方向だけでなく上り方向の速度を表示できるのも他にあまりない特徴。ブログに貼り付けるためのコードが用意されているのも面白い。

○リアルタイム速度比較

「リアルタイム速度比較」は、ALL CONNECTが運営する「モバレコ」が提供。ZenFone 3 Laserを用い、24時間365日自動測定するシステムを用いて、Web閲覧およびメディアファイル転送のHTTPダウンロード・アップロード実効速度を測定している。現在は21プランが掲載されており、測定場所は「東京都品川区」。各社ごとの速度を折れ線グラフで表示し、朝昼夜それぞれの平均速度を記載するほか、編集部おススメのプランも掲載している。グラフ表示はブランド別だが、横軸の値は固定されているため比較は容易。Twitterでも計測データの提供を行っている。

○格安SIMスピードチェッカー

「格安SIMスピードチェッカー」は、ENECHANGEが運営する「SIMチェンジ」が提供。独自構築の速度計測アプリを用い、同一種類の端末で15分毎に測定を行っている。対象は13社計22プラン、測定場所は「東京都千代田区(東京駅近郊)」。通信速度グラフは上位3社のデータを折れ線グラフで表示する仕組みで、任意のプランも追加できるので比較検討には最適。またネットサーフィン、Instagram、YouTubeの利用それぞれについて必要な通信速度を定義し、使用感を4段階で示す機能も搭載する。グラフのリアルタイム描画を行っているためか、ブラウザを開いたままだと無応答になることもある。