GP連勝を飾った羽生結弦【写真:AP】

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昨年も話題に…美少年フラワーキッズとの1年ぶり再会に反響「なんて優しい世界」

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロステレコム杯は五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が合計278.42点で優勝。ショートプログラム(SP)で世界最高得点110.53点を叩き出し、フリーは当日に右足首を痛めながら迫真の演技でGP連勝を飾った。戴冠の裏で脚光を浴びたのは、SPの演技直後に可愛らしいフラワーボーイが羽生にプレゼントを贈り、羽生もハグで応じたシーン。昨年も同様に登場し、海外メディアが画像を公開して反響を呼んだが、今年も「天使と妖精の再会」などと話題を呼んでいる。

 GPシリーズ連勝を達成した裏で、なんとも微笑ましいシーンだった。衝撃の世界最高得点を叩き出した演技直後、1年ぶりの“氷上の再会”が生まれた。

 割れんばかりの喝采とともに恒例の「くまのプーさん」の雨が降り注ぐと、フラワーキッズがリンクに出て回収に向かう。しかし、その輪から一人が抜け、観衆に応える羽生のもとに近寄っていく。金髪をなびかせた小さな少年は羽生に何やら手渡すと、これに羽生もハグで応じ、満面の笑みを浮かべていた。まるで人形のような美少年は、日本人ファンにおなじみのボロノフ君だ。

 昨年の大会も同様に羽生にプレゼントを贈り、見つめ合う様子をルーマニアのフロレンティナ・トーン記者が展開するスケート専門メディア「インサイドスケーティング」ツイッターがこうつづって画像を紹介し、話題を呼んでいた。

フリー直後はフラワーガール3人の囲まれる展開に

「彼の表情が見える? 赤い服を着たこの小さな少年は、ユヅル・ハニュウを見上げ、同じように成功することを夢見るすべての子どもの典型的な例だ。我々はこの尊敬の眼差し、そしてこの写真が大好きだ」

 当時を記憶していたファンも多く、ボロノフ君の姿が中継に映り、今年もネット上で話題に。「天使と妖精の再会」「感動的」「なんて優しい世界」「ちょっとお兄ちゃんになってる」「今年もかわいいな」「幸せな気持ちになる」と大反響を呼んだ。

 そして、フリーではボロノフ君を見て続いたのか、演技直後にフラワーガールが羽生に3人駆け寄り、プレゼントを贈る展開に。その後はプレゼントの回収に向かい、“本職”に戻っていた。

 五輪で66年ぶり連覇を達成し、現役ながらにして未来のスケーターたちに憧れられる英雄的存在となっている羽生。負傷を負いながらの演技は不完全燃焼だったが、1日も早い回復とともに、力強い勇姿でリンクに帰ってくることをちびっこスケーターもきっと待っている。(THE ANSWER編集部)