葬儀にシャンパンタワー登場

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 こんなの初めてですよ――。葬儀会社のスタッフも目を丸くしたのは、12段にもなるシャンパンタワーである。ホスト界の帝王と呼ばれ78歳で逝去した愛田武氏の、11月4、5日に執り行なわれた通夜と葬儀で設(しつら)えられたものだ。「オレが逝ったら金の棺を」と語っていた通り、棺もグラスも金色。下からライトで照らされたタワーは「クラブ愛本店」の内装さながら、ギラギラと輝いている。

 帝王に相応しいゴージャスさ。それでも「設置費用は40万円程度でした」と葬儀を取り仕切った関係者は言う。

「使用したグラスは1300脚以上ですが、タワーの金額は注ぐお酒次第ですからね」

 見渡せば、壇上にはドンペリなど高級シャンパンのボトルが。お店で同じ高さのタワーを注文すれば1千万はくだらないという。ところが、

「葬儀場にお酒を持ち込めず、グラスは空で行いました」

葬儀にシャンパンタワー登場

 あの世は「常夜の国」と云われることも。帝王の“出勤”で、向こうのグラスはすぐに満ちることだろう。

「週刊新潮」2018年11月15日号 掲載