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 普段感じていること、あるいは口には出せないホンネ、はたまた口が裂けても言えない秘密。──匿名という条件のもとに、ぜんぶ白日の下にさらけ出します!

家、仕事、心霊スポットに幼少期……
怖〜い話をたっぷりお届けします

 秋も深まる今日この頃。長い夜に時間を持てあましている人も多いのでは? そんなアナタに向けて贈る、ちょっと怖い実話体験談。20〜30代の女性200人を対象に、広く集めてみました(協力:アイリサーチ)。

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 というわけで、まずは“家”にまつわる怖いお話からどうぞ!(原則として原文ママ)

【家の中で体験した怖い話】

「何時間も眠れなくて朝になってしまった時、部屋の隅におじさんが見えたこと」(34歳・北海道)

「私自身思い当たる経験がないので、知人の話を。 一人暮らしをしていた時窓にはカーテンではくブラインドで、隙間から外がうっすら見えていたそうです。 夜寝ていて、金縛りにあい、でも目だけは動く状態でブラインド越しに外を見たら、街灯の下に背中を向けた人が立っていて、どう見ても異様な感じがして目をつぶって、そっと目を開けたらその人がクルっとこっちに方向を変え始めたので怖くて『わっ』と声が出たそうです。それと同時に金縛りもとけたけど、怖くて外は見られなくて、次の日にはカーテンに取り換えたと聞きました」(38歳・岐阜県)

「引越し先で、安産祈願の神社でもらったお札を飾った後から、愛犬が怯えて元気がなくなりました。お札がいけないのかと思い飾るのをやめたら、愛犬の元気が戻り、震えたり怯えたりもなくなりました。未だに何がおきてたのかわかりません」(28歳・愛知県)

「知人からの話。夜制服を脱いで壁にかけてあったが、気配がして見ると、女の子がその制服を着るように重なりニヤニヤしていたという霊の話」(35歳・大阪府)

「両親から聞いた、私が産まれたての赤ちゃんだった頃の話。当時私は、和室のふすまのすぐ横に寝かされていたらしい。そこへ地震が起きて、そのふすまの上部がはずれて私のほうへ倒れてきた。慌てて両親がかけつけると、ふすまの下敷きになっていると思われた赤ん坊の私が、なぜかそのふすまの上部にしがみついていたらしい。倒れたふすまの下を移動したのか?何なのか?今も謎のまま。もちろん私は覚えていない」(37歳・神奈川県)

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 長い時間を過ごす場所なだけあって、体験談が数多く寄せられました。これをご覧のアナタも、もし今自宅にいるなら、背後にはくれぐれもご注意を……。なんて話はさておき、小さいころから恐ろしい思いをしたという人は少なくないようです。

【小さいころのトラウマ級に怖い話】

「元陸軍のお墓だという説があった私の母校は、霊感の強い人には助けを求められる姿が見えて、数多くの先輩が過呼吸で病院に緊急搬送されたらしい。廊下を歩けば、気配を常に感じることがあった」(25歳・三重県)

「子供の頃から、生きていない人を何度か見たことがあります。 一番最近では家族で電車に乗っている時、窓から外を見ていたら電車がとまらない無人駅の端に戦争時代のような軍服を着た男性が立ってこちらを見ていました。姿はうっすらとしていて、見た瞬間『生きてない』と感じました」(34歳・北海道)

「小学校2年生のときに、プレハブのカーテンが勝手に閉まった。誰もカーテンに触れていなかった」(26歳・福岡県)

「私が中学生の時に家族で長野県の旅館に泊まった時の話で、寝る時にはなかったのに、朝起きると足元に大量の髪の毛が巻きついたヘアゴムがあったこと。とても怖くて、今でも大量の髪の毛が巻きついたヘアゴムが鮮明に記憶に残っています」(20歳・大阪府)

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 幼いころに刻まれた記憶は、今でも克明に残っているもの。果たして現実かどうかはわかりませんが、当時の心境とともにトラウマになっている人も多そうです。

 夜中に車で行った場所で怖い思いをする。恐怖体験談の定番ですが、そういった話も寄せられました。

【夜、車で走っていて遭遇した怖い話】

「夜間に車一台くらいの幅の道を車で走っていたとき、前方にいた車が急ブレーキで止まり、運転していた女性が車内から降りてきてウロウロしはじめました。道幅的に追い越すことも出来ず数十分待ちましたが、しびれを切らし私も降りて声をかけました。絶対何かをひいたような感覚がしたと女性はオロオロしてましたが、そのような形跡はありませんでした。結局そのまま帰りましたが、女性のろうばいした感じが印象的でした」(35歳・新潟県)

「心霊スポットに車で行ったらいきなりアクセルが効かなくなりドライブになっているにも関わらず崖に向かって車がバックしていってアクセルを踏んでもタイヤが空回りしているだけで死を覚悟した」(29歳・栃木県)

「深夜に友達と近くの山に夜景を観に行った帰り、1本道なのに道に迷ってなかなか帰れなかった事。運転して進んでいるのに、同じ風景の場所に戻ってくる感じで、同じところぐるぐる回って抜け出せなかった。父に話すと、違う場所で同じ様な経験をしたとの事で、キツネにだまされる、と呼ぶのだそう。迷っている最中は怖いよりも焦りが強かったが、今振り返ると恐怖を感じます」(33歳・徳島県)

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 皆さんなかなか怖い体験をしているようですね。今にして思うと、実際に心霊体験だったのか……? という疑問はさておき、そのときに感じた恐怖は紛れもなく“本物”ですよね。

痴情のもつれに犯罪……。
実在の人間が絡んだ恐怖体験談

 とはいえ、「本当に怖いのは人間」というのはよく聞く話です。ホントかウソかわからない心霊体験より、実際に“悪意”を持った人間のほうが、よほど恐ろしいということなのでしょう。今回集まった中でも、少なくない体験談が寄せられました。

【ゾッとする人間関係の怖い話】

「送ってないメールを自分名義で友達に嫌なメールを送られていた」(35歳・広島県)

「旦那の友人が既婚者なのを黙っていて妻以外の女性を妊娠させた話」(26歳・埼玉県)

「お世話になっていた先輩に結婚報告を以前からしていたが、結婚後、道でバッタリ会った際、挨拶をしたら全く知らない人のように扱われたこと」(28歳・神奈川県)

「友達が元彼のことを憎んで藁人形を入手していた。その後どうしたかは聞けない」(38歳・北海道)

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 恋愛や友人関係がトラブルに発展して、見たくないイヤな部分を見てしまう……生きていれば誰もが体験しますが、笑えないレベルのものは勘弁してほしいですよね。さらに過激に、犯罪に巻き込まれそうになったリアルに怖い体験をした人も……!

【犯罪レベルのシャレにならない怖い話】

「終電で帰った時に、最寄り駅からの帰り道で知らない男の人が私の横に車を並走させながらずっと付いて来たこと」(34歳・兵庫県)

「イタリア旅行中に、わざと人通りが多い観光地で絵画を広げて売っている人がいて、一緒に歩いていた友人が絵画を少し踏んだのを見て、しばらく追いかけてきて『弁償して買って』と怖めに言ってきたこと。そういう手口だから無視していいとツアーのガイドさんが言っていたので、スルーできたが、怖かった」(29歳・埼玉県)

「学生時代に人間関係に悩んでいるとき、地元が一緒の中高からの友人が相談に乗ってくれた。ある日、会ってゆっくり話そうと言われて待ち合わせ場所に行くと、友達がいて、少し話しをしていると黒いバンが止まった。黒いバンから出てきた人は友達の仲間で、ある宗教施設にそのまま連れて行かれ5時間近く拘束、勧誘にあった。私はその宗教には興味がなく、何度も断った。すると、勧誘の人の一人が号泣しながら『あなたは一人でも生きていけるんでしょうけど、私たちは違うんです! あなたが私たちを必要としたときいつでも相談にのります!!』と叫ばれた。とても怖かった。

 また、違う日、別の友達に久しぶりに会った。その日は友達の家に泊まる予定だった。友達がちょっと寄りたいところがあると言うのでついていくと、かなり怪しげな自己啓発セミナーの部屋だった。友達はかなりその世界にはまっていて、お金をつぎ込んでいる様子。私にも通うように勧めてきた。話だけ聞いて、私には必要ないと言って断った。とても身近で大切な友人二人が怪しい世界にはまってしまった」(36歳・宮城県)

 シャレにならないリアル恐怖体験の数々……! この手の犯罪は、あわないように気をつけていたとしても、いつなんどき、自分に降りかかるかはわからないのが恐ろしいですよね。

 その点、心霊体験も同様かもしれません。恐ろしい思いをしたいという人は少ないでしょう。願わくば、今回披露してもらった体験談を読んで背筋を冷やす程度の、穏やかな日常を送りたいものです。

<文/雛菊あんじ>