村井満チェアマンがJ2優勝の松本を祝福

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 17日、J2リーグの2018シーズン最終節が一斉開催され、松本山雅FCがクラブ史上初のJ2優勝、4年ぶりのJ1昇格を決めた。これを受けてJリーグの村井満チェアマンがコメントを発表した。

 まさにギリギリの優勝だった。前節を終えて松本が勝ち点76、2位大分と3位町田が勝ち点75で並んでいた。最終節の結果は、上位3チームすべて引き分けだったが、後半アディショナルタイムに大分が失点するまで、松本は2位という状況だった。

 大混戦のJ2を制した松本に対して村井チェアマンは「例年以上に接戦が繰り広げられたJ2において、優勝の栄冠を勝ち取ることができたのは、2012年より指揮を執る反町康治監督の采配のもと、J2最少失点を誇る安定した試合運びを重ねた努力の賜だと思っております。そして、ホーム・アウェイを問わず常に『全緑』で応援してくださるファン・サポーターの皆さまの後押しこそが、優勝に近づく大きな要因になったことは言うまでもありません。本日の優勝は松本山雅にとっても忘れることのできない、新たな歴史の1ページとして心に刻まれることでしょう」と祝福した。

「松本山雅のホームスタジアム、サンプロ・アルウィンはいつ訪れても私たちを熱く、そして温かな雰囲気で迎え入れてくれます。試合経過にとらわれず絶えることなく響き渡るピッチサイドの声援は、一度聞くと忘れられないほどの感動を覚えます。家族のような温かいおもてなしを感じることができるスタジアム周辺の雰囲気は、すべてのファン・サポーターに体感してほしいと心から思わせるものであり、クラブとホームタウンの皆さまとの絆の深さを強く感じます」

 さらに来季に向けて「2015年以来のJ1での戦いとなりますが、さらに磨きをかけた松本山雅にとって飛躍の1年になることを期待しております」と綴った。