彼への気持ちが冷めたとき、彼の態度に耐えられなくなったとき、女性は「別れようかな」と思うもの。しかし、考えを行動にうつすのは相当ハードルが高い……。

別れを告げた途端、逆上して暴力を振るわれたり、ストーカー化して迷惑行為に悩まされたりすることもあります。どのように別れを切り出すのがいいのか、悩ましいですよね。

彼氏と後腐れなく別れるためには、何がポイントとなるのでしょうか?今回はNGな別れ方と一緒に、彼と揉めることなく上手に別れる方法を紹介します。

■1:別れの理由を曖昧にするのはNG

別れの理由は、曖昧にせずはっきりと伝えましょう。とくに男性は、女性と違い恋心が冷めにくく諦めも悪い生き物。相手がきっぱり諦められるように、「なぜ別れようと思ったか」を明確に伝えることが大切です。

モヤモヤしたときは、あれこれ悪い妄想をしやすいもの。

例えば「あなたは悪くない。私にとって素敵な彼だったわ」や「決して、あなたのことが嫌いになった訳じゃないの」などといった別れ方だと、彼は「じゃあ、なぜ俺と別れたいのだろう?もしかして俺に言えない理由があるのだろうか?」と思い、ますます納得がいかなくなります。

いくらあなたが本音を隠そうとしても、相手は問い詰めてくるだけ。彼と別れるときは「他に好きな人ができちゃった」や「もう気持ちが冷めたの」と、別れの理由をはっきりと伝えましょう。

もし彼が逆上したら、「ごめんね。もうあなたと一緒にいたくないから別れたいの。今まで付き合ってくれてありがとう」と感謝の意を伝え、彼の怒りを静めましょう。

■2:何の前触れもなく「別れよう」と伝えるのはNG

別れを告げるときは、前もって「大事な話があるの」とメールで伝えておきましょう。大抵「大事な話がある」と言われた時点で察しがつくので、あなたと会うまでに心の準備をするはず。

また、あなた自身も彼に前もって宣言しておくことで自分の決心が固まり、別れの覚悟がつくことでしょう。

誰だって、交際相手から突然「別れよう」と切り出されると動揺するもの。とくにDVやモラハラをするような男性の場合はカッとなりやすく、「なぜだ!」と逆上する原因にもなりかねません。

彼と別れたいときは、少しずつ別れたいオーラを出しておくこともポイント。彼の話を聞いているときに生返事をしたり、一緒にいるときにスマホをいじったり、相手をするのがめんどくさいような態度は嫌がられるので、相手から別れを切り出してくれることもあります。

■3:一方的に着信拒否やLINEをブロックするのはNG

誰だって、交際相手から突然着信拒否やLINEブロックをされたら辛いものですよね?自分がされて嫌なことは、当然相手も嫌なもの。

とくに着信拒否やLINEブロックは、されることで相手の反応が見ることができなくなります。相手に別れの原因を聞こうとしても、連絡先をブロックされては聞くことすらできません。

連絡したくてもできないジレンマは、相手のイライラを募らせます。いくら面倒とはいえ、一方的にLINEブロックや着信拒否をするのではなく、彼に別れる意志を伝えてけじめをつけましょう。

もし彼が「どうしても諦められない」言うのであれば、あなたの方から「あなたが立ち直るまで責任は私にもあるから、話したいことがあれば連絡してね」と伝えましょう。

あなたが立場を気づかっていることがわかると、相手も比較的冷静になりやすいもの。男性は、「愛する女性を幸せにしたい」と考える生き物。自分のせいで彼女に迷惑をかけていることに気がつけば、「俺のせいで、彼女に気を使わせるのは申し訳ない」と、自ら諦めます。

■4:別れの場に他の異性を引き合わせるのはNG

彼氏がDVやモラハラ男だと、直接対面で別れを告げるのは怖いですよね?そこで、別れを告げる場所に第三者を呼ぶことで自らを危険から守ることができます。

しかし、いくら第三者を呼べば安心だからといって、別れを告げる場面に他の異性を立ち会わせるのはNGです。

とくに、次の恋人(または好きな人)を引き合わせ「今は、私にはこの人がいるから。別れてほしいの」なんて伝えるのは最悪!かえって、彼の嫉妬心を助長し「なぜだ!」「俺に恥をかかせやがって!」と怒らせる原因にもなりかねません。

もし第三者を別れの場に立ち会わせたいのであれば、共通の女友達など彼のプライドを刺激しない相手と一緒に別れを告げるようにしましょう。

下手な別れ方をしてトラブルにならないように!

DV・モラハラ彼氏や、感情的な性格で些細なことでカッとなりやすい彼氏の場合、「別れ話のもつれで、逆上されるのが怖い」と不安になり、別れたくてもなかなか別れられないケースもあります。

男性と後腐れなく別れるためには、彼に心の準備をしてもらうこと。別れ話をする前には「大事な話があるの」と、あらかじめ伝えるだけで違います。また、別れ話は言葉を濁さずはっきりと伝えることが大切です。彼と会ったら、まず先に「別れたい」という意志と、別れの理由を包み隠さず伝えましょう。

彼の逆上が怖い場合は、別れの場に第三者(彼のプライドを刺激しない、共通の女友達など)を呼ぶのがベターです。別れたいからと言って、一方的にLINEブロックや着信拒否はNG。

相手に心が離れているときは改めて向き合うのは面倒に思いがちですが、これは相手にとって大変失礼!

そもそも、あなたが交際を終わらせたいのであれば別れの意志を彼に伝えるのは礼儀。あなたが冷めていたとしても、彼にはまだ愛情が残っている可能性だってあるのです。別れるときは、必ず彼の言い分も聞いてお互いにスッキリするようにしましょう。