中国メディアは、日本に来たばかりの中国人留学生に対し、知っておくべき日本の3つのルールについて紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 どこの国にも「暗黙のルール」というものは存在するが、日本は「暗黙のルール」が細かくて多いほうかもしれない。これを知らないと、数日だけの旅行者ならまだしも、日本に住む留学生の場合は困ることもあるはずだ。中国メディアの捜狐は14日、日本に来たばかりの中国人留学生に対し、知っておくべき日本の3つのルールについて紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本に留学する中国人のなかには生活習慣におけるルールを予習しないで来てしまう人がいると指摘。その結果、分からないことばかりでびくびくして生活する人が多く、一部にはごみ捨てや大声で話すなど中国の習慣をそのまま持ち込んでしまう人もおり、いずれにしても日本で生活するなら最低限の社会のルールを知っておくようにと勧めている。

 記事の中国人筆者が紹介したルールの1つが「交通ルール」だ。日本は中国と違って左側通行だというのは知られているが、歩行者や自転車も逆なので注意が必要だと指摘。日本の道路は狭いため、並んで歩いて他の人の迷惑になるのも厳禁だと注意を促した。次いで「電車のマナー」。日本の電車内は静かで、中国とは異なり大声で話したり電話したりする人はほとんどいない。それゆえ日本の電車内では急用以外は電話をしないようにすすめ、日本人の「他人に迷惑をかけない」気持ちを理解し尊重するようにと勧めた。

 最後に紹介したのは「写真撮影のマナー」だ。中国ではプライバシーの意識が低いためか、他人や他人のモノを勝手に撮影してSNSにアップするケースが少なくない。しかし、日本人は自分の写真を勝手に撮影されることを嫌うため、誰かの写真を撮る際には本人の許可を取るように注意を促した。さらに日本では痴漢対策として盗撮を取り締まる法律があり、博物館など撮影禁止の場所もあるとも伝えている。

 交通安全やプライバシーに関わることは、知らなかったでは済まないこともある。ぜひ最低限の日本のルールを知ったうえで、それをしっかりと守って留学してほしいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)