M!LKが14日、ラゾーナ川崎で、8th Single「Over The Storm」の発売記念イベントを開催。同曲のほかに、新たに楽曲「Feel Alive」をライブで初披露した。また、この日は、ビジュアルジャックを展開している原宿・竹下通りにサプライズ登場した。

 日も暮れ、ひんやりとした風が吹き抜ける野外会場。JR川崎駅口から覗くその先には既に多くの女性客で埋め尽くされていた。

 午後6時をまわったところで、ステージに明かりが照らされる。ほどなくしてBGMが鳴り始め、颯爽と7人が登場。それまで静まっていた会場がその瞬間、黄色い声援でどっと沸いた。

 挨拶代わりに披露したのは、7人体制初のシングルの表題曲「Over The Storm」。これまでの楽曲とは一線を画したクールなEDMナンバー。メンバーの表情もクールだが、その動き一つ一つから熱量を感じさせた。

 待ちに待った彼らの登場に興奮の度合いを高める場内。聞こえてくるのは「ヤバい!」「嬉しい!」「かっこいい」という声。歓声はそうした言葉は幾つも重なり、やがてざわめきへと変わっていった。

 メンバーも「ついて来い! 始まりはここからだ!」と煽る。

 1曲目を終えてメンバー紹介を挟み、吉田仁人が「短い時間ですが楽しんでください」とあいさつ。

 スタッフが床を拭いている間、曽野舜太がおちゃらけの表情を見せてファンを沸かせる。また、このタイミングで新企画が発表され、そのQRコードが描かれた紙を持った佐野勇斗。ただ持つだけなのに、顔を左右小刻みに揺らすなど、子供っぽさを見せファンの心をくすぐった。

 準備が整ったところで「それでは聴いてください、『ハロー!』」とコール。その瞬間、再び場内がどっと沸いた。アップテンポなナンバーで盛り上げていく。<笑ってよ>の歌詞のところで佐野と曽野が向き合うと、その間からひょっこりと塩崎太智が顔出し、笑顔。黄色い声援が舞った。

 歌い終えると佐野が「続いては新曲です。聴いて下さい」として「Feel Alive」を披露。重低音に始まり、しっとりと流れ、メロディが進むにつれ鼓動が高鳴り、サビで一気に開ける。そのなかでスローダンスを交えた優雅且つキレの振付を演じていく。一度回転すれば舞い広がるロングジャケットの裾。まさに王子のようだ。

 佐野は改めてこの曲を紹介。「今日が初披露でしたが、なかなかかっこいいと思う」と自信をのぞかせた。

 そして、塩崎太智が「次の曲も盛り上がれると思います」と紹介すると、佐野が「夜なのでペンライトをいっぱいあげて」と会場のファンに向けて声をかける、すると琉弥が「そう、宇宙まで」と付け加える。改めて吉田が「これからも応援よろしくお願いします!」と語って、「Brave Saga」を披露。

 M!LKを象徴するアッパーな楽曲で盛り上げる。山中柔太朗が投げキッスを送ったり、佐野と琉弥が見つめ合ったり、その間に板垣瑞生が割って入るなど、笑顔に満ちたパフォーマンスで会場を沸かせた。改めて吉田が「ラゾーナでできるとは思ってもいなかった」と感慨に触れ、メンバー全員が肩を組み、ファンに感謝を伝えてイベントを締めくくった。

 7人体制初のシングル。そのリリースイベントは最初から最後まで笑顔。彼らの魅力が詰まっていた。

曽野舜太

吉田仁人

板垣瑞生

琉弥

塩崎太智

山中柔太朗

佐野勇斗

竹下通り

竹下通りにて

竹下通りにて