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野生のサルを追い払う「モンキー犬」が大活躍(1)

2005年12月17日10時04分 / 提供:PJ

pj
野生のサルを追い払う「モンキー犬」が大活躍(1)
長野県大町市の泉地区で農家を営む栗林勝さんの愛犬で「モンキードック」の「ルン」。(写真提供:長野県大町市役所)
大きなかぼちゃを抱きかかえ、野生のサルが山に逃げていく。リンゴ畑からは、両手にリンゴをつかみ、口にもリンゴをくわえ走り去る野生のサルたち。そんな野生のサルによる農作物被害を防ごうと、長野県大町市農林水産課が発案したのが「モンキードッグ」だ。現在同市泉地区の農家3件の飼い犬たちが、8月に3カ月の訓練期間を終えて、山から下りてくるサルの群れを追い払っている。近隣農家では被害が大幅に減少し、その3匹の犬たちは今や近所の農家の人たちの「人気犬」だ。

 同市の農協によると、大町市の野生のサルによる農作物の被害は年間2000万円から3000万円と推定される。これまでに花火や電気柵などで野生のサルを追い払うために、さまざまな方法を試してきた。捕獲したメスザルに発信機を首に取り付けて放し、群れのいる位置を常時把握し、里に近づいてくるところを待ち構えて撃退に備えたりしたが、賢いサルたちには今ひとつ効果が上がっていない。

 その野生のサルの群れに頭を抱えた大町市農林水産課が絞り出した知恵というのが「モンキードッグ」。クマを追い払う軽井沢の「ベアードッグ」からヒントを得たという。同県の穂高町にある警察犬訓練所の職員によると、犬とサルは「犬猿の仲」という言葉通りの関係ではないが、犬が何度も追いかけるうちにサルたちは近づかなくなる効果があるという。

 野生のサルたちは1年を通して山から人里へ下りてくる。トマト、キャベツ、ナス、白菜をもぎ取ることのほかに、学習能力の高いサルたちは、畑を掘り起こし土の中からイモやねぎまで持っていく「サル智恵」を働かせる始末だ。翌日雨が降るというような天候の変わり目には、サルたちは食物を探してよく畑に現れるという。大きい群れになると50─60頭が一緒に行動する【つづく】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 佐藤 学

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