米国の大学バスケで信じられないプレーが起こった【写真:Getty Images】

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大学バスケの試合中に起きた悪質なプレーに大ブーイング

 米プロバスケットボール(NBA)候補生たちがしのぎを削る大学バスケットボールで信じられないようなプレーが起きた。シュートを決めた相手選手に対し、明らかに遅れたタイミングで顔面にエルボーを食らわせるシーンを米メディアが動画が公開。愚行に対して大ブーイングが巻き起こっている。

 日本でも、5月に日大のアメリカンフットボール部の選手による悪質タックルが大きな問題となったが、米国の大学バスケ界でも悪質な肘打ちが波紋を呼んでいる。

 事件が起きたのは13日(日本時間14日)、フィッチバーグ州立大とニコルズ大の一戦。ニコルズ大のネイト・テナリアが3ポイントシュートを決めた直後だった。フィッチバーク州立大のクワン・プラットが、テナリアにつかつかと歩み寄ると、無防備な相手に対して顔面に強烈なエルボーを食らわせたのだ。

 不意打ちを食らったテナリアはその場に崩れ落ちるが、何事もなかったかのように立ち去ろうとするプラット。この行為に、チームメートは怒りを審判にぶつけているのだが……。

 米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」が公式インスタグラムで公開した映像を見ると、ちょうど審判が見ていない瞬間だったようだ。だが、映像にははっきりと残っており、瞬く間に拡散されている。

愚行の“証拠”が拡散、12時間で360万再生突破

「ニコルズ大学の損失。フィッチバーグ州立大学のクワン・プラットが3ポイントシュートを決めたネイト・テナリア相手にエルボーを見舞った。彼は出場停止と停学処分を受けた」と同インスタグラムは説明を加えて動画を投稿。

 すると、まさかの蛮行にファンも大ブーイングだ。動画が公開されてから、約12時間で再生回数は360万回を突破。2万7000件を超えるコメントが書き込まれている。

「何て野蛮なんだ」
「ジョークだろ」
「吐き気がする」
「彼はスポーツがどういうものか忘れたの?」
「実に嫌な光景」
「愚かな行為だ」
「これは深刻だ」
「私たちには理解できない」

 米放送局「ESPN」によると、プラットは出場停止処分を受けて、すでに同大学のホームページからも名前が消されているという。米では複数メディアによって、動画が拡散されており、今後さらなる波紋を呼ぶ可能性もありそうだ。(THE ANSWER編集部)