羽生結弦氏がごほうびプレイ用に送り出した新監修アイテム「羽生氏マドラー」を当てるため、欲望のメタファーを解き放つの巻。
マゾラー×サドラー=マドラー!
ほ、ほ、欲しい。つい数時間前まで「頑張れ稀勢の里」で一公演ブチ上げようと思っていた僕は、秋の空のように心変わりしていました。この秋、次から次に繰り出されている羽生結弦氏監修シリーズからレアかつビッグなアイテムがやってきたのです。一体どれだけの監修をしてきているのだと驚くばかりの豊富さのなか、一際異彩を放つアイテム…それはマドラー。
「ぼ、ぼ、棒はいけないと思います!!」
棒、それはメタファー。マドラーということで若干の細さはありますが、それも研ぎ澄まされた棒という意味にとらえれば、打ち消しようもないより強いメタファー感が漂っています。しかも、マドラーとはどこかに突っ込んでかき混ぜることしかできない、唯一その目的のために生まれた棒。「どこかに突っ込んでかき混ぜるための研ぎ澄まされた棒」のメタファーです。そ、そ、そんなことを公式がやっていいのか!?いいんですね、どうなっても!
↓5、6、からの7回転だと…!
これは7回戦のメタファー!
週でも大変なのに日で7回戦だなんてトップアスリートかよ!
↓ハイドロブレーディングだと…!
これはドロッとしたもののメタファー!
これ以上ブレーディングされたらドロッしちゃう!
↓そしてメイキングにはあとから音声切り貼りしたくなるお宝素材が多数収録されていた!
アカンわ、こんなお宝の山!
何から何までメタファーやん!
メイキング映像と合わせて見れば「楽しい」「いろいろ遊べる」「痛い子」などと羽生氏はこのマドラーをクルクルと指で弄びながら楽しそうな笑顔を見せています。白いセーター、赤いマフラー、アイドルみたいに両袖で口元を隠しながら微笑んでみる。そしてそれを女性カメラマンが指示を出しながら撮影している。なんか、ちょっとぐぬぬ感。50歳くらいのオッサンが羽生氏の悪戯っぽいポーズに翻弄されながら夢中でシャッターを切るのは分かり味しかないけれど、なんか女性カメラマンだとライバルに見えてくる。くやしーーーー!くやしー、くやしー、くやしーーーー!
羽生氏はマドラーを見ながら「それぞれ使ったときの感触が違う」「いろんなことをして遊んでほしい」「エッヂの角度が難しい」「ごほうびです!」とハッキリと言いました。羽生氏の聡明さのなかにもしも僕のような汚れた者の存在がカケラでもあったなら、それが一体どんなことを意味するか知らないはずがありません。いいんだね、いろんなことをして遊んで。何をするかわからんけど、いいんだね!「どこかに突っ込んでかき混ぜるためだけに生まれた研ぎ澄まされた棒」を使って「いろんな遊び」をしても!「エッヂの角度」をいろいろ研究して「ごほうび」をもらってもいいんだね!
鼻をほじるかもしれない。耳に詰まった汚れを取るかもしれない。お口のなかで恋人にするかもしれない。とにかくどこかに穴を見つけたら突っ込んでいく探究心。通常思いつく穴だけでなく、「あぁ、そう言えばそこも穴だな」「この細さならイケるか…?」「あ、怖い」という新しい世界に旅立ってしまってもいいと言うのか羽生氏は(※言ってはいないが)。もはや僕の頭のなかからは稀勢の里の存在はかき消され、半裸の肉の塊だけが残像のように残っています。むしろ、半裸の肉の塊を想像しながら羽生氏の映像を見ていると言ってもいい。
「ワシは何て無駄な時間を…」
「ワシの生命、ほとんど無駄…」
「生まれてきたことを遺伝子に謝罪…」
……ハッ!1億年の生命の旅の終着点で後悔している暇はありません。すべての遊びはマドラーを手に入れるというミッションをはたしてからのこと。後悔や反省も遊んでからです。なにせこのマドラーは金さえ出せば全員がもらえるというものではなく、ガーナでホットチョコレートを作り、その写真をSNSにアップして、選ばれた500名だけがもらえるという限定品。以前も同様のキャンペーンがあり、僕もマグカップを狙って応募しましたがその際は無残に敗れ去りました。
今回は何としても勝ちたい。そのために僕は作戦を考えました。結局、ホットチョコレートというのは液体の上に何を乗っけるかが勝負の飾りつけ競争です。ラテアートでお絵かきしたり、マシュマロを乗せたり、クッキーをメダルに見立てて乗せたり、そこのアイディアでもって差がついてくる。しかし、飾り付け競争となればあまり料理に自信がない僕は不利です。同じものを作っても盛り付けでは勝てないし、目立つこともできません。
何かインパクトのあるモノを…。
細く研ぎ澄まされた棒が欲しいという気持ちを伝える、インパクトのあるモノを…。
そんな欲望のメタファーを…。
そして僕はたどりつきました。目には目、棒には棒、メタファーにはメタファーだと。その棒が僕の「すごくほしいのぉぉぉぉぉ」という気持ちを写真いっぱいに表現していたら、ロッテの担当者も「コイツの個人情報抜き取ってブラックリストに入れておこう」という理由でピックアップするかもしれない。僕は早朝のセブンイレブンに向かい、ブツを仕入れてきました。メタファーとしか言いようがないアレを…!
↓ということで、今回の材料はコチラです!
メタってる!
めっちゃメタってる!
作り方は簡単です。ガーナチョコレートを砕いて、温めたミルクに投入し、溶けたらグラスに注いでデコレーションするだけ。分量もお好みで問題ありません。むしろ液体のほうは溶けりゃどうでもいいくらいの勢い。問題は最後のデコレーションで、どれだけのメタファー感が出せるか、それだけです。
↓チョコを刻みます!
↓ミルクを温め、少しずつチョコを入れて溶かします!
↓5分くらいで液はできました!
↓そして何故かエクアドル産の濃味という必要以上にメタファー感のあるブツが登場!
皮をかぶったメタファーを丁寧にやさしく剥いていきます。コップに注いだ液体にそのまま突き刺すと、反り返るメタファーのエッヂの角度のせいで上手く立たなかったものですから、根元をちょっと切りましてより立ち上がるように物理的微調整を加えます。そして、これだけだと色味が寂しいのでインスタ映えする要素として、日曜日に自分で作った柚子ジャムを加えます。応募者がよくやっている「ゆずピールを入れました!」みたいな隠し味的なヤツ、あれを今回は僕も入れます。ゆず入ってるか入ってないかという点でも、まったくほかの応募者にヒケを取るものではありません!
↓果実から自作した柚子ジャムが登場!
↓それを最終的に盛り付けたらこうなりました!オリジナル「ホットチョコバナナ柚子ジャムの滴添え」が完成です!
何か水面から顔を出したニワトリみたいになったけど、いいでしょう!
どうでしょうか、負けを覚悟していただけましたでしょうか。ハッキリ言ってこれ以上のインパクトのあるホットチョコレートは出てこないと思います。少なくとも高さという面では圧倒的でしょう。出来栄えでもプラスがもらえるホットチョコレートだと思います。実際に飲んでみましたところ、液を飲む前にバナナにかぶりつくしかないという姿がメタファー感をさらに強めてくれました。「うわぁ…ワシ今、お口でバナナくわえとる…」と。これでマドラーは僕のモノである。間違いない。今からどんな遊びをしようか楽しみで仕方ありません!
ほ、ほ、欲しい。つい数時間前まで「頑張れ稀勢の里」で一公演ブチ上げようと思っていた僕は、秋の空のように心変わりしていました。この秋、次から次に繰り出されている羽生結弦氏監修シリーズからレアかつビッグなアイテムがやってきたのです。一体どれだけの監修をしてきているのだと驚くばかりの豊富さのなか、一際異彩を放つアイテム…それはマドラー。
棒、それはメタファー。マドラーということで若干の細さはありますが、それも研ぎ澄まされた棒という意味にとらえれば、打ち消しようもないより強いメタファー感が漂っています。しかも、マドラーとはどこかに突っ込んでかき混ぜることしかできない、唯一その目的のために生まれた棒。「どこかに突っ込んでかき混ぜるための研ぎ澄まされた棒」のメタファーです。そ、そ、そんなことを公式がやっていいのか!?いいんですね、どうなっても!
↓5、6、からの7回転だと…!
これは7回戦のメタファー!
週でも大変なのに日で7回戦だなんてトップアスリートかよ!
↓ハイドロブレーディングだと…!
これはドロッとしたもののメタファー!
これ以上ブレーディングされたらドロッしちゃう!
↓そしてメイキングにはあとから音声切り貼りしたくなるお宝素材が多数収録されていた!
アカンわ、こんなお宝の山!
何から何までメタファーやん!
そして何、最後のお渡しセリフパターンって!
メイキング映像と合わせて見れば「楽しい」「いろいろ遊べる」「痛い子」などと羽生氏はこのマドラーをクルクルと指で弄びながら楽しそうな笑顔を見せています。白いセーター、赤いマフラー、アイドルみたいに両袖で口元を隠しながら微笑んでみる。そしてそれを女性カメラマンが指示を出しながら撮影している。なんか、ちょっとぐぬぬ感。50歳くらいのオッサンが羽生氏の悪戯っぽいポーズに翻弄されながら夢中でシャッターを切るのは分かり味しかないけれど、なんか女性カメラマンだとライバルに見えてくる。くやしーーーー!くやしー、くやしー、くやしーーーー!
羽生氏はマドラーを見ながら「それぞれ使ったときの感触が違う」「いろんなことをして遊んでほしい」「エッヂの角度が難しい」「ごほうびです!」とハッキリと言いました。羽生氏の聡明さのなかにもしも僕のような汚れた者の存在がカケラでもあったなら、それが一体どんなことを意味するか知らないはずがありません。いいんだね、いろんなことをして遊んで。何をするかわからんけど、いいんだね!「どこかに突っ込んでかき混ぜるためだけに生まれた研ぎ澄まされた棒」を使って「いろんな遊び」をしても!「エッヂの角度」をいろいろ研究して「ごほうび」をもらってもいいんだね!
鼻をほじるかもしれない。耳に詰まった汚れを取るかもしれない。お口のなかで恋人にするかもしれない。とにかくどこかに穴を見つけたら突っ込んでいく探究心。通常思いつく穴だけでなく、「あぁ、そう言えばそこも穴だな」「この細さならイケるか…?」「あ、怖い」という新しい世界に旅立ってしまってもいいと言うのか羽生氏は(※言ってはいないが)。もはや僕の頭のなかからは稀勢の里の存在はかき消され、半裸の肉の塊だけが残像のように残っています。むしろ、半裸の肉の塊を想像しながら羽生氏の映像を見ていると言ってもいい。
「ワシは何て無駄な時間を…」
「ワシの生命、ほとんど無駄…」
「生まれてきたことを遺伝子に謝罪…」
……ハッ!1億年の生命の旅の終着点で後悔している暇はありません。すべての遊びはマドラーを手に入れるというミッションをはたしてからのこと。後悔や反省も遊んでからです。なにせこのマドラーは金さえ出せば全員がもらえるというものではなく、ガーナでホットチョコレートを作り、その写真をSNSにアップして、選ばれた500名だけがもらえるという限定品。以前も同様のキャンペーンがあり、僕もマグカップを狙って応募しましたがその際は無残に敗れ去りました。
今回は何としても勝ちたい。そのために僕は作戦を考えました。結局、ホットチョコレートというのは液体の上に何を乗っけるかが勝負の飾りつけ競争です。ラテアートでお絵かきしたり、マシュマロを乗せたり、クッキーをメダルに見立てて乗せたり、そこのアイディアでもって差がついてくる。しかし、飾り付け競争となればあまり料理に自信がない僕は不利です。同じものを作っても盛り付けでは勝てないし、目立つこともできません。
何かインパクトのあるモノを…。
細く研ぎ澄まされた棒が欲しいという気持ちを伝える、インパクトのあるモノを…。
そんな欲望のメタファーを…。
そして僕はたどりつきました。目には目、棒には棒、メタファーにはメタファーだと。その棒が僕の「すごくほしいのぉぉぉぉぉ」という気持ちを写真いっぱいに表現していたら、ロッテの担当者も「コイツの個人情報抜き取ってブラックリストに入れておこう」という理由でピックアップするかもしれない。僕は早朝のセブンイレブンに向かい、ブツを仕入れてきました。メタファーとしか言いようがないアレを…!
↓ということで、今回の材料はコチラです!
メタってる!
めっちゃメタってる!
作り方は簡単です。ガーナチョコレートを砕いて、温めたミルクに投入し、溶けたらグラスに注いでデコレーションするだけ。分量もお好みで問題ありません。むしろ液体のほうは溶けりゃどうでもいいくらいの勢い。問題は最後のデコレーションで、どれだけのメタファー感が出せるか、それだけです。
↓チョコを刻みます!
↓ミルクを温め、少しずつチョコを入れて溶かします!
↓5分くらいで液はできました!
↓そして何故かエクアドル産の濃味という必要以上にメタファー感のあるブツが登場!
皮をかぶったメタファーを丁寧にやさしく剥いていきます。コップに注いだ液体にそのまま突き刺すと、反り返るメタファーのエッヂの角度のせいで上手く立たなかったものですから、根元をちょっと切りましてより立ち上がるように物理的微調整を加えます。そして、これだけだと色味が寂しいのでインスタ映えする要素として、日曜日に自分で作った柚子ジャムを加えます。応募者がよくやっている「ゆずピールを入れました!」みたいな隠し味的なヤツ、あれを今回は僕も入れます。ゆず入ってるか入ってないかという点でも、まったくほかの応募者にヒケを取るものではありません!
↓果実から自作した柚子ジャムが登場!
↓それを最終的に盛り付けたらこうなりました!オリジナル「ホットチョコバナナ柚子ジャムの滴添え」が完成です!
何か水面から顔を出したニワトリみたいになったけど、いいでしょう!
メタファーは今回こそもらった!
どうでしょうか、負けを覚悟していただけましたでしょうか。ハッキリ言ってこれ以上のインパクトのあるホットチョコレートは出てこないと思います。少なくとも高さという面では圧倒的でしょう。出来栄えでもプラスがもらえるホットチョコレートだと思います。実際に飲んでみましたところ、液を飲む前にバナナにかぶりつくしかないという姿がメタファー感をさらに強めてくれました。「うわぁ…ワシ今、お口でバナナくわえとる…」と。これでマドラーは僕のモノである。間違いない。今からどんな遊びをしようか楽しみで仕方ありません!
チョコとバナナ、それは約束された永遠のパートナー!!
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